Silverlight 3 SDK および Visual Studio 2008 SP1 用 Silverlight 3 Tools 日本語版をリリースしました

先日紹介しましたSilverlight 3 のRuntime に対応する開発ツールとして、 Silverlight 3 SDK および Visual Studio 2008 SP1 用 Silverlight 3 Tools 日本語版をリリースしました。

 

Visual Studio 2008 SP1 用 Microsoft® Silverlight™ 3 Tools

https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=9442b0f2-7465-417a-88f3-5e7b5409e9dd

 

Microsoft® Silverlight™ 3 SDK

https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=2050e580-f1d5-4040-bb09-e6185591b6b5

 

Silverlight3 SDK には、オンラインドキュメントやサンプルをはじめ、開発で使用するライブラリやコマンドラインツールなどが含まれています。

 

Visual Studio 2008 SP1 用 Silverlight 3 Tools には、Silverlight3 SDK に加えて、 Visual Studio 2008 SP1 上で (もしくは Visual Web Developer 2008 Express SP1 上で)Silverlight3 のアプリケーションを開発するのに必要なテンプレート・デバッガ拡張機能・コードジェネレーターなどが含まれています。

Visual Studio 2008 SP1 用 Silverlight 3 Tools をインストールすることで、 Silverlight3 SDK もインストールされ、また Silverlight3 開発者ランタイム (通常のランタイムに加えて、デバッグ時に必要な情報などが含まれます) もインストールされます。

 

 

さて、今回のSilverlight3 の大きな特徴の一つに、 Web ブラウザー外実行のサポートがあります。

Webブラウザー上でも、デスクトップ上でも、どちらでも動作するアプリケーションを簡単に作成できるのは、現在の PCを活用した柔軟なアプリケーションやビジネスツールを作成する上で、大きな利点になると思います。

 

ここでは簡単に、Web ブラウザー外実行の機能を試してみます。

  1. まず、Visual Studio 2008 SP1 がインストールされている環境に、今回リリースされた Visual Studio 2008 SP1 用 Silverlight 3 Tools をインストールします。
  2. Visual Studio 2008 SP1を起動し、新しいプロジェクトとして Silverlight 3 アプリケーションを作成します。
  3. 「新しいSilverlight アプリケーション」のダイアログが表示されますが、特に設定を変更する必要はありませんので、OKをクリックします。
  4. XAMLの編集画面になるので、ここで適当にButtonを配置したり、MediaElementを追加したりといった、通常のSilverlight アプリケーションを作成する時と同様の方法でアプリケーションを作成します。
  5. ソリューションエクスプローラの中の、Silverlight Application のプロジェクトを右クリックします(注: .Webの方ではなく、SilverlightApplicationのプロジェクトを右クリックします)。そしてポップアップメニューのプロパティを選択します。
  6.  するとプロジェクトの設定画面になるので、Silverlight タブ (一番上のタブ)を選択して、「アプリケーションのブラウザー外実行を有効にする」のチェックをオンにします。
  7. すると ブラウザー外実行の設定 のダイアログが表示されるので、タイトルやショーっとカット名、アイコンなどを設定します。なお、高さ・幅を設定しなかった場合はデフォルトで800 X 600になります。 アイコンも設定しなかった場合はデフォルトのアイコンが設定されます。
  8. アプリケーションをビルドして実行します。
  9. ブラウザ上でアプリケーションが実行されるので、その画面を右クリックします。
  10. すると「このコンピューターに (アプリケーション名) をインストールします...」というメニューが表示されるので、それを選択します。
  11. 以下のようなダイアログが表示されるので、ショートカットの場所を選択して、OKをクリックします。
  12. 次回からは、ショートカットを使用して、Webブラウザを起動することなくアプリケーションを起動することができます。

 

また、Silverlight SDKのスタンドアロンドキュメントの日本語版は8月下旬の公開を目指して只今準備中です。リリースのアナウンスは、Silverlight 3 SDK のダウンロードページおよびこちらのブログでも紹介していきたいと思います。

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