[RMS] RMS 更新モジュール提供開始に関するお知らせ KB979099

お世話になっております。マイクロソフトの古水です。

2009 年 12 月に、RMS (Windows Rights Management Services) または、ADRMS (Windows Server 2008 Active Directory Rights Management Services) をご利用の環境におきまして IRM (Information Rights Management) 機能で制限された Office のドキュメントやメールが Office 2003 で開けない、新規に IRM で保護をかけることができないという事象が発生いたしました。今回は、本問題を根本的に解決するための更新モジュールの提供を 2010 年 2 月 10 日(水)(日本時間) より、ダウンロード センター および Windows Update にて開始しましたことをご案内いたします。

下記の構成で記載いたします。

=========================================================

・適用対象

・適用内容

・適用方法

・注意点

=========================================================

・適用対象

=========================================================

下記のアプリケーションで RMS、AD RMS の文書保護機能を使用している Windows XP 以降のコンピュータが対象となります。

- Office 2003/2007

- Rights Management Add-on for Internet Explorer

- Microsoft Office Sharepoint Server

- Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 1 以降でプレライセンス エージェント ※を有効にしている場合

- Outlook Web Access 2000/2003/2007

- Word, Excel, PowerPoint web Viewers

- Windows XPS Viewer

- RMS のコンテンツ保護機能を利用したその他のアプリケーション

この他にも、RMS の機能を使用しているアプリケーションを使用しているコンピューターは、すべて、本修正プログラムの適用対象となります。

※ プレライセンス エージェント に関しては下記をご参照ください。

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/aa996825(EXCHG.80).aspx

・適用内容

=========================================================

本更新モジュールを適用すると、マニフェスト ※ 有効期限機能が完全に削除され、AD RMS を利用したアプリケーションは今後マニフェスト ファイルを更新する必要が一切なくなり、マニフェストの有効期限切れトラブルを回避できます。本更新モジュールは、マニフェストファイルを更新するものではなく、マニフェストファイルはアプリケーションの信頼性を確保するために引き続き利用されます。

※ マニフェストとは、IRM 化された Office ドキュメントを開く際、該当のアプリケーションが信用されたアプリケーションであるかを確認するためのファイルです。

マニフェストには有効期限が記載されており、本更新モジュールを適用していない場合にはこの有効期限が切れると、下記のようなメッセージが表示され、IRM 化したファイルを開けない、新規に作成できない現象が発生します。

このドキュメントはコンピューターをアクセス許可が制限されているドキュメントを開くには設定できないため、開くことができません。

・適用方法

=========================================================

- Windows Update を通じてダウンロードする

---------------------------------------

下記 URL へアクセスいただくか、[スタート]-[すべてのプログラム] メニュー内の [Windows Update] からアクセスください。

https://update.microsoft.com

※ Windows Vista および Windows Server 2008 の場合は、2010 年 2 月 24 日(水)(日本時間) から利用できます。

-

ダウンロードセンターを通じてダウンロードする

---------------------------------------

何れかの URL へアクセスいただき、[Microsoft ダウンロード センター] の項目から、お使いの OS 毎の更新モジュールをダウンロードし適用ください。

更新プログラム AD RMS クライアントからアプリケーション マニフェストの有効期限機能を削除するのには

https://support.microsoft.com/kb/979099  (機械語翻訳)

An update is available to remove the application manifest expiry feature from AD RMS clients

https://support.microsoft.com/kb/979099/en-us

・注意点

=========================================================

Internet Explorer を使用して、保護された電子メールおよび Office 文書を閲覧しているお客様のコンピューターには、必ず Rights Management Internet Explorerアドオン (RMA)がインストールされています。RMA は、マニフェスト ファイルの有効期限が 2010 年 2 月 23 日(火) (日本時間) です。マニフェストファイルが期限切れとなりますと、本更新プログラムを適用するまで、IRM 機能にて保護された文書を Internet Explorer 上で閲覧することが出来なくなります。

このため、有効期限切れによる障害を避けるために、2010 年 2 月 23 日(火)以前に該当するコンピューターすべてに本更新プログラムを適用してください。

また、Windows Vista および Windows Server 2008 の場合は、Windows Update を通じた更新モジュールの提供が 2010 年 2 月 24 日(水) (日本時間) からになりますので、Windows Vista、Windows Server 2008 にて、RMA をご使用のお客様は、事前にダウンロード センターを通じてダウンロードし、インストールください。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

以上の通り、お伝えいたします。