MDOP 2011 R2 リリースのお知らせ
みなさん、こんにちは
米国時間の2011年8月1日より、Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) 2011 R2 がリリースされました!
MDOP 2011 R2 では以下の3製品が新規追加、バージョンアップされています。
Microsoft BitLocker Administration and Monitoring (MBAM)
Microsoft Diagnostics and Recovery Toolkit (DaRT) 7.0
Microsoft Asset Inventory Service (AIS) 2.0
MBAM / DaRT 7.0 / AIS 2.0の特長は以下を参考にしてください
[MBAM]
Microsoft BitLocker Administration and Monitoring (MBAM) はBitLocker / BitLocker to Go の機能を拡張する製品です。暗号化を実施するようエンドユーザーへ通知を行ったり、暗号化状況のレポーティング、回復キーを発行するための新しいUI 等、BitLocker の環境を ”管理” 可能にします。MBAM は英語版のみで提供されますが、日本語のWindows 7 Enterprise を管理対象とすることが可能です。
[MBAM の主な管理機能]
- 暗号化設定に関する Group Policy の拡張 (Client Agent + 20 のポリシー)
- BitLocker 適用状況のレポート (SQL Server Reporting Services との連携)
- 専用UI 提供による回復キーのセルフリカバリー
- ワンタイムパスワード
- 回復キーをSQL Serverに暗号化した状態で保存
- 標準ユーザーによるPINの変更や暗号化の開始
MBAM の機能については、以前本BLOGにおいてベータ版の情報提供をさせていただきましたので、機能の概要については下記blogもあわせてご確認ください。
MDOPシリーズに新しい仲間が登場!ベータ版も公開
[DaRT]
DaRT はWindows ベースのPC の障害対応時の原因究明と復旧をする機能など、ヘルプデスクやIT Pro 向けの機能を含んだツールセットです。DaRT 7.0 では障害復旧を行うための多くの方法を提供し、復旧までの時間短縮、およびサポートコストの削減を支援するツールです。
[DaRT 7.0 新機能]
- リモートでの診断と修復
- 柔軟な展開オプション (PXE、USB、CD、DVD またはローカルの修復パーティションから展開が可能)
- より高いカスタマイズ性
- Intel vPro への対応
[AIS 2.0]
AIS 2.0 は、企業のデスクトップにおけるソフトウェア/ハードウェアの資産管理をクラウドベースで行うソリューションです。ソフトウェア/ハードウェアの棚卸結果レポートを生成することで、監査等の要請にもすぐに対応ができるようになり、保有ライセンスとの突合せ等も容易に行うことができます。
[AIS 2.0 での変更点]
- 日本語を含めた 11 言語へのローカライズ
- Silverlight を活用した管理コンソールへの刷新
- ソフトウェア/ハードウェアのレポートにおける仮想マシン、App-V アプリケーションのサポート
- ソフトウェアレポートにおける名称、バージョン集約の機能向上
- AIS 1 アカウントで 100,000 台のコンピューターまで管理可能に
これらのツールは単一で利用を行うことももちろん可能ですが、組み併せて利用いただくことでよりメリットを享受できるようになります。例えば BitLocker をご利用いただいている場合,MBAMにより各 PC の暗号化ステータスをレポート化することができますし、万が一PCの故障などが発生した場合にも、DaRT 7.0を利用することで、WinRE+回復パスワード経由でBitLockerで暗号化されたディスク領域に簡単にアクセスし、データの取得を行うといった障害対応を迅速に行うことが可能となります。
「いち早く MDOP 2011 R2 の機能を評価したい!」というお客様は、MDOP 2011 R2 の評価メディアを TechNet Subscription もしくは MSDN Subscription からダウンロードいただくことが可能となっています。
その他、MDOP 2011 R2に関する情報は、以下のサイトをご覧ください。
The Official MDOP Blog
Windows Blog
今後も情報提供を行っていきますので、ご期待ください!