Entity Framework 5 (EF5) が遂にリリース–そして EF 6へ
Visual Studio 2012 のリリースに合わせて、EF5が完成しました。
Visual Studio 2010 ユーザーも Entity Framework NuGet package から利用できます。
ただし新しく追加されたほとんどの機能は .NET 4.5 ベースなのでご注意ください。
EF 5の強化ポイント
- Enum をサポート
- Spatial データ(DbGeography、DbGeometry型)をサポート
- パフォーマンスアップ (以前のブログで紹介しました)
- Code First から デフォルトDBの自動探知(以前は SQL Express のみだったか LocalDb でも OK)をサポート
Visual Studio 2012 は LocalDbを含む、Visual Studio 2010 は SQL Expressを含む
- 既存DBに対して、コードファースト からテーブルの追加
Visual Studio 2012 の強化ポイント
- EF デザイナがデフォルトで DbContext を継承した DB クラスを作成し、またエンティティ クラスはPOCOのを生成(ObjectContextを生成することもできます。)
- モデルごとに複数ダイアグラムを作成可能。またエンティティに対してカラーリングなどもできる。
- 既存 DB のテーブル値関数を利用可能
- ストアドプロシージャのバッチインポート
すでに 次のバージョンにあたるEF6 に関する情報も出てきています。
最初に下記の機能強化に取り組むとのこと。
- 非同期クエリ、非同期更新などが可能
- コードファースト でストアドプロシージャとファンクションをサポート
- コードファーストでカスタム可能なコンベンション