Event Grid ソースとしての Azure Event Hub

この記事では、Event Hubs イベントのプロパティとスキーマについて説明します。 イベント スキーマの概要については、「Azure Event Grid イベント スキーマ」を参照してください。

使用可能なイベントの種類

Event Hubs は、キャプチャ ファイルが作成されたときに、種類が Microsoft.EventHub.CaptureFileCreated であるイベントを出力します。

イベントの例

このサンプル イベントは、ファイルがキャプチャ機能によって保存されるときに発生する Event Hubs イベントのスキーマを示しています。

[
    {
        "source": "/subscriptions/<guid>/resourcegroups/rgDataMigrationSample/providers/Microsoft.EventHub/namespaces/tfdatamigratens",
        "subject": "eventhubs/hubdatamigration",
        "type": "Microsoft.EventHub.CaptureFileCreated",
        "time": "2017-08-31T19:12:46.0498024Z",
        "id": "14e87d03-6fbf-4bb2-9a21-92bd1281f247",
        "data": {
            "fileUrl": "https://tf0831datamigrate.blob.core.windows.net/windturbinecapture/tfdatamigratens/hubdatamigration/1/2017/08/31/19/11/45.avro",
            "fileType": "AzureBlockBlob",
            "partitionId": "1",
            "sizeInBytes": 249168,
            "eventCount": 1500,
            "firstSequenceNumber": 2400,
            "lastSequenceNumber": 3899,
            "firstEnqueueTime": "2017-08-31T19:12:14.674Z",
            "lastEnqueueTime": "2017-08-31T19:12:44.309Z"
        },
        "specversion": "1.0"
    }
]

イベントのプロパティ

イベントのトップレベルのデータを次に示します。

プロパティ タイプ 説明
source string イベント ソースの完全なリソース パス。 このフィールドは書き込み可能ではありません。 この値は Event Grid によって指定されます。
subject string 発行元が定義したイベントの対象のパス。
type string このイベント ソース用に登録されたイベントの種類のいずれか。
time string プロバイダーの UTC 時刻に基づくイベントの生成時刻。
id string イベントの一意識別子。
data object Event Hub イベントのデータ。
specversion string CloudEvents スキーマ仕様バージョン。

データ オブジェクトには、次のプロパティがあります。

プロパティ タイプ 説明
fileUrl string キャプチャ ファイルのパス。
fileType string キャプチャ ファイルのファイルの種類。
partitionId string シャード ID。
sizeInBytes 整数 (integer) ファイル サイズ。
eventCount 整数 (integer) ファイル内のイベントの数。
firstSequenceNumber 整数 (integer) キューの最小のシーケンス番号。
lastSequenceNumber 整数 (integer) キューの最後のシーケンス番号。
firstEnqueueTime string キューの最初の時間。
lastEnqueueTime string キューの最後の時間。

チュートリアルと方法

タイトル 説明
チュートリアル: ビッグ データをデータ ウェアハウスにストリーミングする Event Hubs によってキャプチャ ファイルが作成されると、Event Grid が Function App にイベントを送信します。 アプリは Capture ファイルを取得し、データ ウェアハウスにデータを移行します。

次のステップ