表形式モデルの互換性レベル
適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium
互換性レベルは、Analysis Services エンジンでのリリース固有の動作を指します。 たとえば、DirectQuery とテーブル オブジェクトのメタデータは、互換性レベルによって実装が異なります。 一般に、プラットフォームでサポートされている最新の互換性レベルを選択する必要があります。
サポートされている最新の互換性レベルは 1600 です
サポートされている互換性レベル (バージョン別)
互換性レベル | サーバーのバージョン |
---|---|
1600 | Power BI Premium、Azure Analysis Services、SQL Server 2022 |
1500 | Power BI Premium、Azure Analysis Services、SQL Server 2022、SQL Server 2019 |
1400 | Azure Analysis Services、SQL Server 2022、SQL Server 2019、SQL Server 2017 |
1200 | Azure Analysis Services、SQL Server 2022、SQL Server 2019、SQL Server 2017、SQL Server 2016 |
1103 | SQL Server 2017*、SQL Server 2016、SQL Server 2014、SQL Server 2012 SP1 |
1100 | SQL Server 2017*、SQL Server 2016、SQL Server 2014、SQL Server 2012 SP1、SQL Server 2012 |
* 1100 および 1103 互換性レベルは、SQL Server 2017 では非推奨です。
互換性レベルの設定
Visual Studio で新しい表形式モデル プロジェクトを作成する場合は、[表 形式モデル デザイナー ] ダイアログで互換性レベルを指定できます。
[このメッセージをもう一度表示しない] オプションを選択すると、後続のすべてのプロジェクトで既定として指定した互換性レベルが使用されます。 SSDT の既定の互換性レベルは、[ ツール>オプション] で変更できます。
SSDT で表形式モデル プロジェクトをアップグレードするには、モデルの [プロパティ] ウィンドウで [互換性レベル] プロパティを設定します。 互換性レベルのアップグレードは元に戻せないので、注意してください。
SSMS で表形式データベースの互換性レベルを確認する
SSMS で、データベース名>の [プロパティ>互換性レベル] を右クリックします。
SSMS のサーバーでサポートされる互換性レベルの確認
SSMS で、サーバー名> [プロパティ>] [サポートされている互換性レベル] を右クリックします。
このプロパティは、サーバー上で実行されるデータベースの最高互換性レベルを指定します。 サポートされる互換性レベルは読み取り専用であり、変更できません。