互換性レベル 1050 および 1103 の表形式モデル プログラミング
適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium
テーブル モデルでは、リレーショナル構造を使用して、分析アプリケーションおよびレポート アプリケーションによって使用される Analysis Services のデータがモデル化されます。 これらのモデルは、ストレージ用のメモリ内分析エンジンおよび要求に応じてデータを集計して計算する高速テーブル スキャンを使用して、テーブル モード用に構成された Analysis Service インスタンスで実行されます。
カスタム BI ソリューションの要件がテーブル モデル データベースによって最もよく満たされる場合は、任意の Analysis Services クライアント ライブラリおよびプログラミング インターフェイスを使用して、アプリケーションと Analysis Services インスタンス上のテーブル モデルを統合できます。 テーブル モデルのデータをクエリおよび計算するには、組み込まれた MDX または DAX をコードで使用できます。
以前のバージョンの Analysis Services で作成された表形式モデル、特に互換性レベル 1050 から 1103 のモデルの場合、AMO、ADOMD.NET、XMLA、または OLE DB でプログラムで操作するオブジェクトは、表形式ソリューションと多次元ソリューションの両方で基本的に同じです。 具体的には、多次元モデルに対して定義されたオブジェクト メタデータは、表形式モデル互換性レベル 1050 から 1103 にも使用されます。
SQL Server 2016 以降では、表形式モデルを構築したり、1200 以上の互換性レベルにアップグレードしたりできます。このレベルでは、表形式メタデータを使用してモデルを定義します。 メタデータとプログラミングは、このレベルでは根本的に異なります。 詳細については、「 互換性レベル 1200 以降の表形式モデル プログラミング 」および 「Analysis Services のアップグレード 」を参照してください。