Create 要素 (XMLA)
Analysis Services インスタンスにオブジェクトを作成するために Execute メソッドによって使用される Analysis Services スクリプト言語 (assl) の要素が含まれています。
構文
<Command>
<Create Scope="enum" AllowOverwrite="boolean">
<ParentObject>...</ParentObject>
<ObjectDefinition>...</ObjectDefinition>
</Create>
</Command>
要素の特性
特徴 | 説明 |
---|---|
データ型と長さ | なし |
既定値 | なし |
カーディナリティ | 0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です |
要素の関係
リレーションシップ | 要素 |
---|---|
親要素 | コマンド |
子要素 | Objectdefinition、 ParentObject |
属性
属性 | 説明 |
---|---|
AllowOverwrite | 省略可能な ブール型 の属性です。 True に設定すると、 Objectdefinition 要素で定義されたオブジェクトは、Analysis Services インスタンス上の既存のオブジェクトを上書きできます。 この属性が省略されている場合、または False に設定されている場合は、オブジェクトが既に存在するとエラーが発生します。 |
Scope | 省略可能な 列挙型 の属性です。 Objectdefinition要素で定義されているオブジェクトの期間を定義します。 この属性を省略した場合、 Objectdefinition 要素で定義されたオブジェクトは Analysis Services インスタンスに保存されます。 次の値を使用できます。 セッション: objectdefinition 要素で定義されたオブジェクトは、XML for Analysis (XMLA) セッションの間のみ存在します。 セッション設定を使用する場合、 objectdefinition要素にはDimension、 Cube、またはMiningModel assl の要素のみを含めることができます。 |
注釈
各 Create 操作は、 ParentObject 要素によって指定された親の下に1つの主要なオブジェクトを作成します。 親オブジェクトが省略されている場合は、ターゲット Analysis Services インスタンスであると見なされます。 主要なオブジェクトの親が作成先のインスタンスでない場合には、これによってエラーが発生します。
例
次の例では、Analysis Services インスタンスに Test database という名前の空のデータベースを作成します。
<Create xmlns="http://schemas.microsoft.com/analysisservices/2003/engine">
<ObjectDefinition>
<Database xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<Name>Test Database</Name>
<Description>A test database.</Description>
</Database>
</ObjectDefinition>
</Create>