セルフサービスポータルへの道~4章 System Center 2012 SP1 SPF beta(Service Provider Foundation)のセットアップ~

黒柳茂です。

本章では、いよいよSystem Center 2012 SP1 SPF betaのセットアップをしてみたいと思います。

まずは、ハードウェア要件およびソフトウェア要件が満たされていることを下記のリンクで確認ください。

(IISの役割Onおよび機能設定や、SCVMMのコンソール、SQL Serverがインストールされている必要があります。)

https://blogs.technet.com/b/shigeru_kuroyanagis_blog/archive/2012/09/24/system-center-2012-sp1-beta-service-provider-foundation.aspx

 

インストール方法

1.下記のリンクから、SC2012_SP1_BETA_SCO.exeをダウンロードしてください。(注意:BetaからはSPFはOrchestratorに含まれています。)

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=34607

2.SCO.exeを展開し、Setup.exeを起動し"Install Service Provider Foundation"をクリックします。

3.下記の画面では、Detabase Serverを指定しています。私はこのVMにSQL Serverをインストールしているので

"Localhost"にしています。

 

4.SPFの実ファイルの置き場所を設定します。

SPFはIISのサイト上に展開されますので、IISに関係するInetpub直下に設定しています。

5.SPFをセットアップすると、2つのサイトが出来上がります。ADMIN WebとProvider Webです。

これらは、セルフサービスを作成するときに「管理者用のポータル」、「顧客用のポータル」の二つを使い分けられるようになっているためです。

それぞれのアプリケーションプールのクレデンシャルの設定を行います。

6.VMMをIIS上から操作するための、VMM Web Serviceの設定を行います。

設定は、ステップ5と同じにしています。

7.確認画面です、Installを押すとインストールが実施されます。

8.インストールが完了しました:)

9.スタート画面を見てみると「Service Provider Foundation Powershell」というアイコンが追加されています。

 

さて、これでSPFのセッティングが終わりました。

次回は、SPFの実際のアプリケーション方法を見ていただきたいと存じます。

黒柳 茂