Windows XP 以前のイベント ビューアーを利用するには (ja-JP)

Windows Vista 以降イベント ビューアーが改良され、Windows XP 以前に搭載されていたものと比較して、表示される情報が増え、機能も豊富になりました。ただし、そうしたことによる弊害として、各種イベントの表示にこれまでよりも時間が掛かるようになりました。表示・確認できる情報が少なかったとしても、とにかく少しでも早くイベント情報を確認したい場合に、以前のバージョンのイベント ビューアーが クラシック イベント ビューアー として利用できるようになっています。このページでは クラシック イベント ビューアー の利用方法を説明します。

DLL の登録

クラシック イベント ビューアーを利用するための DLL は標準の状態では利用できるように登録されていません。そのため、対象の DLL である els.dllregsvr32.exe を利用して登録する必要があります。

  1. 以下のコマンドを管理者として実行したコマンド プロンプトで実行します。

    regsvr32.exe els.dll

  2. 登録成功のメッセージが表示されることを確認します。

MMC へのスナップインの追加

  1. mmc.exe を起動します。

  2. [ファイル] - [スナップインの追加と削除] にて、スナップインの追加と削除 画面を開きます。

  3. 利用できるスナップイン の一覧から クラシック イベント ビューアー を選択し、追加します。先に DLL の登録を行っていなければ、一覧にクラシック イベント ビューアーは表示されません。

  4. Windows XP 以前の形式でイベント ビューアーが表示されることを確認します。

クラシック イベント ビューアーでは、Applicationセキュリティシステム などの重要なログは表示されるものの、表示できるログの種類が限られているため、標準のイベント ビューアーとの併用を適宜行うようにしてください。