Small Basic: データ (ja-JP)

この記事ではプログラミング言語 Microsoft Small Basic のデータについて概説します。


データとは

データとはコンピュータが記憶または処理しやすい形式の情報で、数、文字列、画像、音などのこと。

データの形式

Small Basic で扱えるデータの形式はコンピュータ本体の外部・内部のどちらにあるかで異なります。

外部データ

外部データは入出力装置により以下の表のように分類されます。

デバイス オブジェクト 入出力 データ
キーボード GraphicsWindow, Controls, TextWindow 入力 文字列
マウス Mouse, GraphicsWindow 入力 座標
時計 Clock 入力 日時
ファイル File, Network, ImageList, Flickr 入出力 文字列、画像、音
タイマー Timer 入出力 時間 [ミリ秒]
クリップボード Controls 入出力 文字列
ディスプレイ GraphicsWindow, Shapes, TextWindow 出力 文字列、画像、図形
サウンド Sound 出力

内部データ

内部データはメモリに格納されます。プログラムの中では変数に格納されます。通常のプログラミング言語では変数にデータ型があり、一つの変数に異なる型のデータを入れることはできません。例えば整数型の変数に実数や文字列を入れるとエラーになります。しかし Small Basic にはデータ型の概念はないので数字も文字列も同じ変数に入れることができます。

Small Basic は配列とスタックの2つのデータ構造をサポートします。

プログラムとデータ

Small Basic のプログラムは拡張子 .sb や .smallbasic のファイルとして保存されます。これを実行時にメモリにロードして実行します。つまりプログラム自体もデータです。プログラム自体をデータとして扱う方式をストアドプログラム方式といいます。

一般にプログラムはデータを入力し、処理(加工)し、再びデータとして出力します。

プログラム自体に格納されたデータのことをリテラルといいます。

まとめ

この記事ではデータについての概要を説明しました。詳細については以下の各リンクを参照してください。


関連項目

他の言語

  • [[articles:Small Basic: Data]](英語)