Azure Stack Hub のためのキャパシティ プランニングの概要
Azure Stack Hub ソリューションを評価する場合は、Azure Stack Hub クラウドの容量全体に直接影響するハードウェア構成の選択肢を考慮してください。
たとえば、CPU、メモリ密度、ストレージ構成、全体的なソリューションの規模 (つまり、サーバー数) を選択する必要があります。 ただし、一部の容量が既に使用されているため、使用可能な容量を決定することは、従来の仮想化ソリューションとは異なります。 Azure Stack Hub は、ソリューション自体の中でインフラストラクチャまたは管理コンポーネントをホストするように構築されています。 また、ソリューションの容量の一部が、回復性をサポートするために予約されています。 回復性とは、テナントのワークロードの中断を最小限に抑える形でソリューションのソフトウェアを更新することです。
重要
このキャパシティ プランニングの情報と Azure Stack Hub Capacity Planner は、Azure Stack Hub の計画と構成を決定するための始点です。 この情報は、独自の調査や分析の代わりに利用することを目的としていません。 Microsoft は、ここで提供される情報に対して、明示または黙示を問わず、一切の表明または保証を行わないものとします。
ハイパーコンバージェンスとスケール ユニット
Azure Stack Hub ソリューションは、コンピューティングおよびストレージのハイパーコンバージド クラスターとして構築されています。 この収束により、"スケール ユニット" と呼ばれる、クラスター内でのハードウェア容量の共有が可能になります。 Azure Stack Hub では、スケール ユニットにより、リソースの可用性とスケーラビリティが提供されます。 スケール ユニットは、"ホスト" と呼ばれる、Azure Stack Hub サーバーのセットから構成されます。 すべてのインフラストラクチャ ソフトウェアは一連の仮想マシン (VM) 内でホストされ、テナント VM と同じ物理サーバーを共有します。 その後、すべての Azure Stack Hub VM はスケール ユニットの Windows Server クラスタリング テクノロジと個々の Hyper-V インスタンスによって管理されます。
スケール ユニットにより、Azure Stack Hub の取得と管理が簡素化されます。 また、スケール ユニットにより、Azure Stack Hub 全体でのすべてのサービス (テナントとインフラストラクチャ) の移動とスケーラビリティも実現できます。