Visual Studio Code を使用して Azure Stack Hub にデプロイする
Visual Studio Code と Azure Resource Manager ツールの拡張機能を使用して、お使いのバージョンの Azure Stack Hub で動作する Azure Resource Manager テンプレートを作成および編集できます。 Visual Studio Code では、拡張機能を使わずに Resource Manager テンプレートを作成することもできますが、拡張機能を利用すれば、オートコンプリート機能によってテンプレートの開発を省力化することができます。 さらに、Azure Stack Hub で使用可能なリソースの理解に役立つデプロイ スキーマを指定できます。
この記事では、Windows 仮想マシンをデプロイします。
Azure Stack Hub Resource Manager の概念
Azure Stack Hub Resource Manager
Azure Stack Hub での Azure ソリューションのデプロイと管理に関する概念を理解するには、「Azure Stack Hub で Azure Resource Manager テンプレートを使用する」を参照してください。
API プロファイル
Azure Stack Hub でのリソース プロバイダーの調整に関する概念を理解するには、「Azure Stack Hub での API バージョンのプロファイルの管理」を参照してください。
デプロイ スキーマ
Azure Stack Hub デプロイ スキーマでは、Visual Studio Code での Azure Resource Manager テンプレートを使用したハイブリッド プロファイルがサポートされています。 JSON テンプレート内の 1 行を変更してスキーマを参照できます。その後、IntelliSense を使用して、Azure と互換性のあるリソースを確認できます。 このスキーマを使用して、お使いのバージョンの Azure Stack Hub 内でサポートされているリソース プロバイダー、種類、API のバージョンを確認します。 このスキーマは、お使いのバージョンの Azure Stack Hub でサポートされているリソース プロバイダー内の API エンドポイントの特定バージョンを取得する API プロファイルに依存します。 type と apiVersion に単語補完を使用すると、API プロファイルで使用可能な apiVersion とリソースの種類に制限されます。
前提条件
- Visual Studio Code
- Azure Stack Hub へのアクセス
- 管理エンドポイントに到達するマシンに、Azure Stack Hub PowerShell がインストールされている
Resource Manager ツール拡張機能のインストール
Resource Manager ツール拡張機能をインストールするには、次の手順を使用します。
- Visual Studio Code を開きます。
- Ctrl + Shift + X キーを押して、拡張機能ウィンドウを開きます
-
Azure Resource Manager Tools
を検索し、 [インストール] を選択します。 - [再読み込み] を選択して、拡張機能のインストールを完了します。
テンプレートの取得
ゼロからテンプレートを作成するのではなく、AzureStack-QuickStart-Templates
からテンプレートを開きます。 AzureStack-QuickStart-Templates は、リソースを Azure Stack Hub にデプロイする Resource Manager テンプレートのリポジトリです。
この記事のテンプレートの名前は 101-vm-windows-create
です。 このテンプレートでは、Azure Stack Hub への Windows VM の基本的なデプロイを定義します。 このテンプレートでは、仮想ネットワーク (DNS 付き)、ネットワーク セキュリティ グループ、およびネットワーク インターフェイスもデプロイされます。
Visual Studio Code を開き、お使いのマシン上の作業フォルダーに移動します。
Visual Studio Code で Git bash ターミナルを開きます。
次のコマンドを実行して、Azure Stack Hub クイック スタート リポジトリを取得します。
git clone https://github.com/Azure/AzureStack-QuickStart-Templates.git
リポジトリが格納されているディレクトリを開きます。
cd AzureStack-QuickStart-Templates
[開く] を選択して、リポジトリ内の
/101-vm-windows-create/azuredeploy.json
のファイルを開きます。そのファイルを自分のワークスペースに保存します。または、リポジトリのブランチを作成した場合は、その場で作業できます。
準備ができたら、PowerShell を使用してテンプレートをデプロイできます。 PowerShell を使用したデプロイに関する記事の手順に従います。 スクリプトのテンプレートの場所を指定します。
Windows VM をデプロイした後、Azure Stack Hub ポータルに移動し、リソース グループを見つけます。 この演習の結果を Azure Stack Hub から消去する場合は、このリソース グループを削除します。
次のステップ
- Azure Stack Hub Resource Manager テンプレートについて詳しく確認します。
- Azure Stack Hub の API プロファイルについて詳しく確認します。