Microsoft. Solutions Selector UI 要素

ResourceSelector ユーザー インターフェイス (UI) 要素を使用すると、ユーザーはサブスクリプションから既存の Azure リソースを選択できます。 要素の JSON に Microsoft.Storage/storageAccounts のようにリソース プロバイダーの名前空間とリソースの種類を指定します。 この要素を使用して、サブスクリプションや場所でリストをフィルター処理できます。 要素の UI からリストのコンテンツ内を検索するには、リソース グループ名、リソース名、部分名などのフィルターを入力します。

UI サンプル

この例では、要素の場所は all に設定されています。 リストには、サブスクリプション内のすべてのストレージ アカウントが表示されます。 フィルター ボックスを使用して、リスト内を検索できます。

サブスクリプション内にあるすべてのストレージ アカウントのリソース セレクター リストのスクリーンショット。

この例では、要素の場所は onBasics に設定されています。 リストには、[基本] タブで選択した場所に存在するストレージ アカウントが表示されます。フィルター ボックスを使用してリスト内を検索できます。

リソース グループ名でフィルター処理するリソース セレクター リストのスクリーンショット。

要素を使用してサブスクリプション onBasics に制限すると、UI ではサブスクリプション名がリストに表示されません。 フィルター ボックスを使用して、リスト内を検索できます。

要素によりサブスクリプションが onBasics に設定されたためにサブスクリプションが表示されないリソース リストのスクリーンショット。

スキーマ

{
  "name": "storageSelector",
  "type": "Microsoft.Solutions.ResourceSelector",
  "label": "Select storage accounts",
  "resourceType": "Microsoft.Storage/storageAccounts",
  "options": {
    "filter": {
      "subscription": "onBasics",
      "location": "onBasics"
    }
  }
}

サンプル出力

"id": "/subscriptions/{subscription-id}/resourceGroups/{resource-group}/providers/{resource-provider-namespace}/{resource-type}/{resource-name}",
"location": "{deployed-location}",
"name": "{resource-name}"

解説

  • resourceType プロパティでは、リストに表示させるリソースのリソース プロバイダー名前空間とリソースの種類の名前を指定します。 詳細については、リソース プロバイダー のリファレンス ドキュメントを参照してください。
  • filter プロパティでは、リソースで使用できるオプションが制限されます。 結果を場所またはサブスクリプションで制限できます。
    • all: すべてのリソースが表示され、これが既定値になります。
    • onBasics: [基本] タブの選択内容に一致するリソースのみを表示します。
    • createUiDefinition.json ファイルからの filter プロパティを省略すると、指定したリソースの種類のすべてのリソースがリストに表示されます。

次のステップ