Azure SQL での管理タスクの自動化
適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics
この記事では、Azure SQL Database、Azure SQL Database エラスティック プール、Azure SQL Managed Instance、Azure Synapse Analytics など、Azure SQL プラットフォームのジョブ自動化オプションの概要を示します。
各種 Azure SQL プラットフォームでは、次のジョブ スケジューリングおよびタスクの自動化テクノロジを検討してください。
- エラスティック ジョブは、Azure SQL Database または Azure SQL Database エラスティック プール の 1 つまたは複数のデータベース上でカスタム ジョブを実行するジョブ スケジューリング サービスです。 詳細については、「エラスティック ジョブの概要」をご覧ください。
- SQL エージェント ジョブは、SQL Server でタスクの自動化に引き続き使用される SQL エージェント サービスによって実行されるほか、Azure SQL Managed Instance にも含まれています。 Azure SQL Managed Instance における T-SQL スクリプト ジョブの自動化では、Azure SQL Managed Instance 用 SQL エージェント を検討してください。 SQL Managed Instance 上の SQL エージェントは、SQL Server とよく似ています。 SQL エージェントは、Azure SQL Database では利用できません。
- パイプラインと定期的なトリガーは、Azure Synapse Analytics の T-SQL スクリプトの自動化に使用できます。 パイプラインと定期的なトリガーは、Azure Data Factory に基づいています。
SQL エージェントとエラスティック ジョブの違い
次の表は、エラスティック ジョブと SQL エージェントの主な違いをまとめたものです。
エラスティック ジョブ | SQL エージェント | |
---|---|---|
プラットフォーム | Azure SQL Database | SQL Server、Azure SQL Managed Instance |
スコープ | Azure SQL Database 内の任意の数のデータベースのみ。 論理サーバー、サブスクリプション、またはリージョン (ジョブ実行時に動的に列挙される) が異なっていてもターゲットとすることができます。 | SQL エージェントと同じインスタンス内の個々のデータベース。 SQL エージェントのマルチサーバー管理 (MSX/TSX) 機能を使用すると、マスター (またはターゲット) インスタンスでジョブの実行を調整できます。ただし、この機能は SQL Managed Instance では利用できません。 |
サポートされる API とツール | T-SQL、PowerShell、REST API、Azure portal、Azure Resource Manager | T-SQL、PowerShell、SQL Server Management Studio (SSMS) |