Azure SQL Managed Instance の既存の仮想ネットワークを構成する

適用対象: Azure SQL Managed Instance

Azure SQL Managed Instance は、Azure 仮想ネットワークとマネージド インスタンス専用のサブネット内にデプロイする必要があります。 SQL Managed Instance の仮想ネットワーク要件に従って構成されていれば、既存の仮想ネットワークとサブネットを使用できます。

次のいずれかのケースに該当する場合は、この記事で説明されているスクリプトを使用してネットワークを検証および変更できます。

  • まだ構成されていない新しいサブネットがある。
  • サブネットが要件に準拠しているかどうかがわからない。
  • 変更を加えた後も、サブネットがネットワーク要件に準拠していることを確認したい。

Note

Azure Resource Manager デプロイ モデルを使用して作成された仮想ネットワーク内にのみマネージド インスタンスを作成できます。 クラシック デプロイ モデルを使用して作成された Azure 仮想ネットワークはサポートされていません。 SQL Managed Instance のサブネットのサイズの決定に関する記事のガイドラインに従って、サブネットのサイズを計算します。 サブネットは、いったんリソースを配置するとサイズを変更できなくなります。

マネージド インスタンスが作成された後、そのインスタンスを同じ VNet 内または VNet をまたぐ別のサブネットに移動できますが、インスタンスや VNet を別のリソース グループやサブスクリプションに移動することはサポートされていません。

既存の仮想ネットワークを検証および変更する

既存のサブネット内にマネージド インスタンスを作成する場合は、次の PowerShell スクリプトでサブネットを準備することをお勧めします。

$scriptUrlBase = 'https://raw.githubusercontent.com/Microsoft/sql-server-samples/master/samples/manage/azure-sql-db-managed-instance/delegate-subnet'

$parameters = @{
    subscriptionId = '<subscriptionId>'
    resourceGroupName = '<resourceGroupName>'
    virtualNetworkName = '<virtualNetworkName>'
    subnetName = '<subnetName>'
    }

Invoke-Command -ScriptBlock ([Scriptblock]::Create((iwr ($scriptUrlBase+'/delegateSubnet.ps1?t='+ [DateTime]::Now.Ticks)).Content)) -ArgumentList $parameters

このスクリプトでは、3 つの手順でサブネットを準備します。

  1. 検証:選択された仮想ネットワークとサブネットが SQL Managed Instance のネットワーク要件と照らして検証されます。
  2. 確認:SQL Managed Instance のデプロイに備えてサブネットを準備するために必要な一連の変更がユーザーに示されます。 また、同意も求められます。
  3. 準備:仮想ネットワークとサブネットが適切に構成されます。

次のステップ