ナレッジ ベースにおしゃべりを追加する
ボットにおしゃべりを追加すると、ボットがより会話的で魅力的なものになります。 QnA Maker のおしゃべり機能を使用すると、定義済みのおしゃべりのセットを、ナレッジ ベース (KB) に簡単に追加することができます。 これを使ってボットのパーソナリティの作成を始めることができ、それにより最初から作成するよりもコストと時間が節約されます。
Note
QnA Maker サービスは、2025 年 3 月 31 日に廃止される予定です。 Azure AI Language の一部として、質問応答機能の新しいバージョンが提供されました。 言語サービス内の質問応答機能については、質問応答に関する記事を参照してください。 QnA Maker の新しいリソースは、2022 年 10 月 1 日以降作成できません。 既存の QnA Maker のナレッジ ベースを質問応答に移行する方法については、移行ガイドを参照してください。
このデータセットには、複数のペルソナ (Professional、Friendly、Witty など) の音声の約 100 のシナリオのおしゃべりが含まれています。 ボットの音声に最も近いペルソナを選択します。 ユーザー クエリを指定すると、QnA Maker がそれを、最も近い既知のおしゃべり QnA と一致させようとします。
さまざまなパーソナリティのいくつかの例を、次に示します。 すべてのパーソナリティのデータセットとパーソナリティの詳細を確認できます。
When is your birthday?
のユーザー クエリでは、パーソナリティごとに定型の応答が用意されています。
パーソナリティ | 例 |
---|---|
Professional | "Age doesn't really apply to me." (年齢は、私にはまったく当てはまりません。) |
Friendly | "I don't really have an age." (私には、年齢なんて本当にありません。) |
Witty | "I'm age-free." (私は、年齢にとらわれない存在です。) |
Caring (温かい) | "I don't have an age." (私には、年齢はありません。) |
Enthusiastic (熱心) | "I'm a bot, so I don't have an age." (私はボットですから、年齢はありません。) |
言語のサポート
おしゃべりデータ セットは、次の言語でサポートされています。
Language |
---|
Chinese |
英語 |
フランス語 |
ドイツ |
イタリア語 |
日本語 |
韓国語 |
Portuguese |
スペイン語 |
KB 作成時におしゃべりを追加する
ナレッジ ベースの作成中に、ソース URL とファイルを追加した後で、おしゃべりの追加を選択することができます。 おしゃべりのベースとして使用するパーソナリティを選択します。 おしゃべりを追加しない場合、またはデータ ソース内におしゃべりのサポートが既にある場合は、 [なし] を選択します。
既存の KB におしゃべりを追加する
KB を選択し、 [設定] ページに移動します。 適切な .tsv 形式のすべてのおしゃべりデータセットへのリンクがあります。 目的のパーソナリティをダウンロードして、ファイル ソースとしてアップロードします。 ファイルをダウンロードおよびアップロードするときは、形式またはメタデータを編集しないでください。
おしゃべりの質問や返答を編集する
KB を編集するときは、選択したパーソナリティに基づいて、おしゃべりの新しいソースが表示されます。 ここで、他のソースと同様に、変更した質問を追加したり返答を編集したりできます。
メタデータを表示するには、ツールバーの [表示オプション] を選択し、 [Show metadata](メタデータを表示する) を選択します。
追加のおしゃべりの質問と返答を追加する
定義済みのデータセットに含まれていない、新しいおしゃべり QnA ペアを追加することができます。 既におしゃべりセットで対象となっている QnA ペアは、複製しないようにしてください。 追加した新しいおしゃべり QnA は、 [編集] ソースに追加されます。 これがおしゃべりであることをランカーが確実に理解できるようにするには、次の図に示すように、メタデータ キー/値ペアである "Editorial: chitchat" を追加します。
既存の KB からおしゃべりを削除する
KB を選択し、 [設定] ページに移動します。 選択したパーソナリティ名を持つ特定のおしゃべりソースが、ファイルとして表示されます。 ソース ファイルとしてこれを削除することができます。