Azure Container Apps での監視

Azure Container Apps には、コンテナー アプリの正常性をアプリケーションのライフサイクル全体にわたって包括的に把握できる、いくつかの組み込みの監視機能が用意されています。 これらの機能は、アプリの状態を監視および診断してパフォーマンスを向上させ、傾向と重大な問題に対応するのに役立ちます。

次のような機能が含まれています。

機能 説明
ログ ストリーミング コンテナーからのストリーミング システムとコンソール ログを凖リアルタイムで表示します。
コンテナー コンソール コンテナーの Linux コンソールに接続して、コンテナー内からアプリケーションをデバッグします。
Azure Monitor のメトリック メトリック データを使って、アプリケーションのコンピューティングとネットワークの使用状況を表示および分析します。
アプリケーションのログ記録 ログ データを使用してアプリを監視、分析、デバッグします。
Azure Monitor Log Analytics クエリを実行して、アプリのシステム ログとアプリケーション ログを表示および分析します。
Azure Monitor アラート メトリックとログ データに基づいてイベントと状況を通知するアラートを作成および管理します。

Note

Azure Monitor Application Insights は、組み込みの機能ではありませんが、Web とバックグラウンドの両方のアプリケーションを監視するための強力なツールです。 Container Apps では、Application Insights 自動インストルメンテーション エージェントはサポートされていませんが、Application Insights SDK を使用してアプリケーション コードをインストルメント化できます。

アプリケーション ライフサイクルの監視

Container Apps の監視機能を使うと、開発から運用までのライフサイクル全体を通してアプリを監視できます。 次のセクションでは、各フェーズで最も効果的な監視機能について説明します。

開発およびテスト

開発とテストのフェーズでは、問題をデバッグするために、コンテナーのアプリケーション ログとコンソールへのリアルタイム アクセスが重要です。 Container Apps には次の機能があります。

展開

コンテナー アプリをデプロイした後は、継続的に監視すると、エラー率、パフォーマンス、リソース消費量に関して発生する問題をすばやく特定できます。

Azure Monitor では、次の機能を使ってアプリを追跡できます。

メンテナンス

Container Apps ではリビジョンを作成することで、コンテナー アプリの更新を管理します。 ブルー グリーン デプロイで複数のリビジョンを同時に実行したり、A/B テストを実行したりできます。 これらの監視機能は、リビジョンをまたいでアプリを監視するのに役立ちます。

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