を使用して Power Apps Azure Data Explorerのデータに対してクエリを実行する
Azure Data Explorer は、アプリケーション、Web サイト、IoT デバイスなどからの大量のデータ ストリーミングをリアルタイムに分析するためのフル マネージド データ分析サービスです。
Power Apps は、ビジネス データに接続するカスタム アプリをビルドするための RAD (Rapid Application Development) 環境を提供する、アプリ、サービス、コネクタ、データ プラットフォームのスイートです。 Power Apps コネクタは、Azure Data Explorer に大規模かつ増大しているストリーミング データのコレクションがあり、このデータを利用するためにロー コードで高機能なアプリをビルドする場合に便利です。 この記事では、Azure Data Explorer データに対してクエリを実行するアプリケーションを作成Power Appsします。
前提条件
- Power Platform のライセンス。 https://powerapps.microsoft.com で開始します。
- Power Apps suiteに関する知識。
Azure Data Explorer コネクタに接続する
https://make.powerapps.com/ にアクセスしてサインインします。
左側のメニューで、[その他>の接続] を選択します。
[+ 新しい接続] を選択します。
Azure Data Explorerを検索し、[Azure Data Explorer] を選択します。
表示される [Azure Data Explorer] ウィンドウで [作成] を選択します。
認証ウィンドウで資格情報を入力します。
の Azure Data Explorer コネクタPower Appsの詳細については、「Azure Data Explorer コネクタ」を参照してください。
アプリを作成する
左側のメニューで、[アプリ] を選択します。
[ + 新しいアプリ>] ページ デザインから開始を選択します。
[ 空白のキャンバス] を選択します。 既定では、 タブレット 形式が選択されています。
コネクタの追加
左側のメニューで、[データ] を選択します。
[ データの追加] を選択します。
[コネクタ] を展開し、[Azure Data Explorer] を選択し、Azure Data Explorer ユーザーを選択します。
Azure Data Explorerがデータ ソースとして追加されました。
データ行の制限を構成する
必要に応じて、委任がサポートされていないサーバーベースの接続から取得するレコードの数を設定できます。
メニュー バーで、[ 設定] を選択します。
[ 全般 設定] で、[ データ行の制限] までスクロールし、返されるレコードの制限を設定します。 既定の制限は 500 です。
注意
返されるレコードの制限値は 1 ~ 2,000 です。
ドロップダウンを追加する
メニュー バーで、[ +挿入] を選択します。
[ 入力] を選択し、[ドロップダウン] を選択 します。 [ ドロップダウン プロパティ ] ウィンドウがキャンバスの右端に表示されます。
プロパティ ウィンドウで、[ 詳細設定 ] タブを選択します。
[ データ] で、 Items のプレースホルダー テキストを次のように置き換えます。
["NEW YORK","TEXAS"]
キャンバスにドロップダウン メニューが表示されます。 データを取得したら、ドロップダウン メニューを展開して [ニューヨーク] または [テキサス] を選択できます。
ドロップダウンを選択したまま、 OnChange のプレースホルダー テキストを次の数式に置き換えます。
ClearCollect( KustoQueryResults, AzureDataExplorer.listKustoResultsPost( "https://help.kusto.windows.net", "Samples", "StormEvents | where State == '" & Dropdown1.SelectedText.Value & "' | take 15" ).value )
データ テーブルを追加する
メニュー バーで [ +挿入] を選択します。
[レイアウトデータ テーブル]を>選択します。 必要に応じてデータ テーブルの位置を変更します。
プロパティ ウィンドウで、[ 詳細設定 ] タブを選択します。
[ データ] で、 Items のプレースホルダー テキストを次の数式に置き換えます。 この数式では、[ ドロップダウンの追加] の数式に従ってマップされる列の種類を指定します。
ForAll( KustoQueryResults, { EventId: Value(Value.EventId), EventType: Text(Value.EventType), DamageProperty: Value(Value.DamageProperty) } )
プロパティ ウィンドウで、[ プロパティ ] タブを選択します。
データ ソースには、データ テーブルの [項目] セクションで指定されたソースが自動的に設定されます。 この例では、ソースは です
KustoQueryResults
。[ フィールドの編集] を選択し、[ + フィールドの追加] を選択します。
目的のフィールドを選択し、[ 追加] を選択します。 選択したデータ テーブルのプレビューが表示されます。
[ 保存] を選択し、アプリの名前を入力します。
アプリの検証
- メニュー バーの右端にある [ 再生 ] ボタンを選択するか、 F5 キーを押してアプリをプレビューします。
- ドロップダウンを選択してみたり、データ テーブルをスクロールしたりして、データの取得と表示が正常に行われることを確認します。
制限事項
- Power Apps には、クライアントに返される結果のレコード数が最大で 2,000 件という制限があります。 これらのレコードの合計メモリの上限は 64 MB、実行時間の上限は 7 分です。
- コネクタは、フォーク演算子とファセット演算子をサポートしていません。
- タイムアウトの例外:コネクタのタイムアウト制限は 7 分間です。 タイムアウトが発生する可能性を回避するには、クエリを効率化して実行速度を上げるか、チャンクに分割します。 各チャンクは、クエリの別のパートで実行可能です。 詳細については、「クエリのベスト プラクティス」を参照してください。
Azure Data Explorer コネクタを使用したデータのクエリに関する既知の問題と制限事項の詳細については、「既知の問題と制限事項」を参照してください。