マッピング データ フローでのユーザー定義関数
適用対象: Azure Data Factory Azure Synapse Analytics
ヒント
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データ フローは、Azure Data Factory および Azure Synapse Pipelines の両方で使用できます。 この記事は、マッピング データ フローに適用されます。 変換を初めて使用する場合は、概要の記事「マッピング データ フローを使用してデータを変換する」を参照してください。
ユーザー定義関数は、複数のマッピング データ フロー間でロジックを再利用できるようにユーザーが定義できるカスタマイズされた式です。 ユーザー定義関数は、カスタマイズされた関数の共通セットを簡単にグループ化できるように、データ フロー ライブラリと呼ばれるコレクション内に存在します。
複数のマッピング データ フローの式で同じロジックを作成していることに気付いたときは常に、それをユーザー定義関数に変換するよい機会です。
作業の開始
ユーザー定義関数の作業を始めるには、最初にデータ フロー ライブラリを作成する必要があります。 管理ページに移動し、作成者セクションの下にあるデータ フロー ライブラリを見つけます。
データ フロー ライブラリ
ここから、[+ 新規] ボタンをクリックして新しいデータ フロー ライブラリを作成できます。 名前と説明を入力したら、ユーザー定義関数を作成できる状態になります。
新しいユーザー定義関数
ユーザー定義関数を作成するには、関数を作成するデータ フロー ライブラリで、[+ 新規] ボタンをクリックします。
ユーザー定義関数の名前を入力します。
注意
既存のマッピング データ フロー式の名前を使うことはできません。 現在のマッピング データ フロー式の一覧については、Microsoft Docs の「マッピング データ フローでのデータ変換式」をご覧ください
ユーザー定義関数は、0 個以上の引数を持つことができます。 引数を使うと、関数を呼び出すときに値を渡し、式のロジックでそれらの引数を参照できます。 引数には i1、i2 のような名前が自動的に付けられ、ドロップダウンから引数のデータ型を選択できます。
ユーザー定義関数の本体では、関数のロジックを指定します。 エディターには式ビルダー (Microsoft Docs) の完全なエクスペリエンスが用意されており、作成された引数とマッピング データ フローでのデータ変換式 (Microsoft Docs) を参照できます。
注意
ユーザー定義関数から別のユーザー定義関数を参照することはできません。
式ビルダーでのユーザー定義関数の使用
ユーザー定義関数は、マッピング データ フロー式ビルダーでデータ フロー ライブラリ関数の下に表示されます。 ここから、作成したカスタム関数を使用し、定義した適切な引数 (ある場合) を渡すことができます。