データと AI 資産を他組織のユーザーと安全に共有する

この記事では、お客様が Azure Databricks 内に保有するデータと AI 資産を組織外のユーザーと、またはお客様の Azure Databricks アカウント内の別のメタストア上のユーザーと共有するための、次の機能を紹介します。

  • Delta Sharing は Azure Databricks の安全なデータ共有プラットフォームの中核であり、Databricks 内のデータと AI 資産を組織外のユーザーと、そのユーザーが Databricks を使用しているかどうかにかかわらず共有できるようにする機能です。 表形式データを共有するためのオープンソース プロジェクトとしても公開されており、これを Databricks で使用すると、表形式以外の非構造化データ (ボリューム)、AI モデル、ビュー、フィルター処理されたデータ、ノートブックを共有できるようになります。 Delta Sharing は、Databricks Marketplace と Databricks Clean Rooms のバックボーンでもあります。
  • Databricks Marketplace は、データ製品を交換するためのオープン フォーラムです。 プロバイダーは Databricks アカウントを保有している必要がありますが、受信者は誰でもなることができます。 Marketplace 資産には、データセット、Databricks ノートブック、Databricks Solution Accelerators、機械学習 (AI) モデルが含まれます。 データセットは通常、表形式データのカタログとして使用できますが、Azure Databricks ボリュームの形式の表形式以外のデータもサポートされます。 ソリューション アクセラレータは、複製可能な Git リポジトリとして利用できます。
  • Clean Rooms は、Delta Sharing とサーバーレス コンピューティングを使用して安全でプライバシーが保護される環境を作る機能です。この環境では、複数の関係者が機密性の高いエンタープライズ データを共有して共同作業できますが、互いのデータに直接アクセスすることはありません。 Clean Rooms では、他の Databricks アカウントのユーザーが共同作業して共有プロジェクト (広告キャンペーン、投資に関する意思決定、研究開発など) に関する独自のインサイトを生成できますが、基になる機密データへのアクセスが共有されることはありません。 クリーン ルーム内で共同作業するときは、自分のデータが現在の場所から移動することはなく、そのデータをどこで、どのように使用するかは常に自分で制御できます。

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