シンボルの概要

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C や C++ などのネイティブ言語からコンパイルされた実行可能ファイルをデバッグするには、ソース コードへのマッピング情報を含むシンボル ファイルが必要です。 これらのファイルはコンパイル時にソース コードから作成され、通常は PDB (プログラム データベース) 拡張子を持ちます。 Azure Artifacts には、シンボルを発行するための専用のシンボル サーバーが用意されています。

シンボル ファイルとは

シンボル ファイルは、プロジェクトをビルドするときにコンパイラによって作成されます。 一般的なシンボル ファイルには、ソース インデクサー、ローカル変数、グローバル変数、関数名、エントリ ポイントのアドレスへのポインター、行番号などが含まれる場合があります。このデータを使用して、デバッガーをソース コードにリンクしてアプリケーションをデバッグできます。

シンボル ファイルを発行する

[インデックス ソース] タスクと [シンボルの発行] タスクを使用すると、シンボルを Azure Artifacts シンボル サーバー、ファイル共有、またはポータブル PDB に発行できます。

アプリケーションで .NET 標準を使用する場合、シンボルを共有するもう 1 つの実行可能なオプションは、 .snupkg シンボル パッケージを作成 して NuGet.org に発行することです。

シンボル ファイルを使用する

シンボル ファイルが発行されたら、Visual Studio または WinDbg を使用してシンボルを使用し、アプリケーションをデバッグできます。 デバッガーは、コンパイルされたバイナリに関連付けられているシンボルを識別し、ソース コードにリンクする一意の ID を使用して適切なシンボルを見つけます。