ゲートと承認を使用してデプロイを制御する

[アーティクル]
03/25/2024

Azure DevOps Services | Azure DevOps Server 2022 - Azure DevOps Server 2019

リリースパイプラインで手動デプロイ承認、ゲート、手動介入を組み合わせて使用すると、ワークフローの特定のデプロイ前要件をすべて満たすようにデプロイをすばやく簡単に構成できます。

このチュートリアルでは、次の事項について説明します。

デプロイ前ゲート
手動介入
手動検証
デプロイログ

前提条件

「複数ステージのリリースパイプラインを定義する」チュートリアルを完了します。
作業項目クエリ。まだ作業項目がない場合は、Azure Boards で作業項目クエリを作成します。

ゲートを設定する

ゲートを使用すると、ユーザーの介入を必要とせずに、デプロイ前にリリースパイプラインが特定の条件を満たしていることを確認できます。

[パイプライン]>[リリース] を選択します。 [編集] を選択して、パイプラインエディターを開きます。
ステージのデプロイ前アイコンを選択し、トグルボタンを選択して ゲートを有効にします。
追加されたゲートが評価されるまでの遅延時間を指定します。今回は、ゲート関数を初期化し、結果を返す前に安定できるようにすることです。
[追加] を選択し、[作業項目のクエリ] を選択します。
ドロップダウンメニューから既存の作業項目クエリを選択します。クエリが返す作業項目の数に応じて、最大しきい値と最小しきい値を設定します。
[評価オプション] セクションを選択し、タイムアウトとサンプリング間隔を指定します。指定できる最小値は、6 分のタイムアウトと 5 分のサンプリング間隔です。
完了したら、 [保存] を選択します。

手動介入を設定する

シナリオによっては、リリースパイプラインに手動介入を追加することが必要になる場合があります。これを行うには、手動介入タスクをパイプラインに追加します。

[パイプライン]>[リリース] を選択します。リリースパイプラインを選択し、[タスク] を選択して、ステージを選択します。
省略記号 (...) を選択し、[エージェントレスジョブを追加する] を選択します。
エージェントレスジョブをデプロイプロセスの先頭にドラッグアンドドロップします。 (+) 記号を選択し、[手動介入タスクの追加] を選択します。
[表示名] と、タスクがトリガーされたときに表示される指示を入力します。また、通知するユーザーの一覧と、タイムアウト期間内に介入が発生しなかった場合のタイムアウトアクション (拒否または再開) を指定することもできます。
完了したら、 [保存] を選択します。

注意

手動介入タスクは、エージェントレスジョブでのみ使用できます。

手動検証を設定する

YAML パイプラインで手動検証タスクを使用して一時停止し、手動承認を待機できます。手動検証は、計算を集中的に行うジョブを開始する前に構成設定を検証したり、パッケージをビルドしたりするシナリオで特に便利です。

waitForValidation ジョブでは、実行を一時停止し、タスクを確認および検証するための UI プロンプトをトリガーします。 notifyUsers に記載されているメールアドレスは、パイプラインの実行を承認または拒否するための通知を受け取ります。

手動検証プロンプトを示すスクリーンショット。

pool: 
   vmImage: ubuntu-latest

jobs:
- job: waitForValidation
  displayName: Wait for external validation  
  pool: server    
  timeoutInMinutes: 4320 # job times out in 3 days
  steps:   
   - task: ManualValidation@0
     timeoutInMinutes: 1440 # task times out in 1 day
     inputs:
         notifyUsers: |
            someone@example.com
         instructions: 'Please validate the build configuration and resume'
         onTimeout: 'resume'