Azure Resource Graph アラートのトラブルシューティング

Note

Azure Resource Graph アラートと Log Analytics の統合はパブリック プレビュー段階です。

次の説明は、Log Analytics と統合する Azure Resource Graph アラートのクエリのトラブルシューティングに役立ちます。

演算子と関数

Azure Resource Graph エクスプローラーの多くのサポートされる演算子は、アラートに関して Log Analytics 統合と連携します。

ただし、Azure Resource Graph アラートはプレビュー段階であるため、Azure Resource Graph で動作しても Log Analytics 統合ではサポートされていない演算子と関数があります。

サポートされていない既知の演算子と関数を次に示します。

演算子と関数
join operator
Azure Resource Graph テーブルを Log Analytics テーブルと結合すると、統合が機能します。 複数の Azure Resource Graph テーブルを結合すると、統合は機能しません。
mv-apply operator
arg_min() scalar function (スカラー関数)
avg()avgif() 集計関数
percentile()percentiles()percentilew(), percentilesw() 集計関数
rand() scalar function (スカラー関数)
stdev()stdevif()stdevp() 集計関数
variance()varianceif()variancep() 集計関数
バッグ関数でのキーの使用 scalar function (スカラー関数)

演算子と関数の詳細については、表形式演算子スカラー関数集計関数に関する記事を参照してください。

改ページ位置の自動修正

Azure Resource Graph の専用 API には改ページ位置の自動修正があります。 ただし、Log Analytics が Azure Resource Graph と対話する方法では、改ページ位置の自動修正はサポートされていないので、返される結果は 1,000 件のみです。

  • Azure Resource Graph と Log Analytics の間のクロス クエリは改ページ位置の自動修正をサポートしておらず、最初の 1,000 件の結果のみが表示されます。
  • mv-expand 演算子を使ってクエリを作成する場合は、400 の制限を設定する必要があります。

マネージド ID

アラートのマネージド ID には、Log Analytics 共同作成者または Log Analytics 閲覧者のロールが必要です。 このロールにより、監視情報を取得するアクセス許可が付与されます。

アラートを設定すると、アラートの発生後の結果と異なる結果になることがあります。 その理由は、発生したアラートが、マネージド ID を使用して実行されるためです。 しかし、アラートを手動でテストすると、ユーザーの ID が使用されます。

テーブル名

Azure Resource Graph テーブル名は、ResourcesResourceContainers のように、各単語の最初の文字を大文字にしたキャメル ケースにする必要があります。 resourcesresourcecontainers などの小文字を使うこともできます。