Azure Synapse Analytics の専用 SQL プールにおけるワークロードの重要度を構成する

Azure Synapse の専用 SQL プールで重要度を設定すると、クエリのスケジュール設定に影響を与えることができます。 重要度の高いクエリが、重要度の低いクエリよりも先に実行されるようスケジュールされます。 重要度をクエリに割り当てるには、ワークロード分類子を作成する必要があります。

重要度を使用したワークロード分類子を作成する

データ ウェアハウスのシナリオでは、多くの場合、ビジー状態のシステムでクエリをすばやく実行する必要があるユーザーがいます。 このユーザーは、レポートを実行する必要がある会社の経営陣や、アドホック クエリを実行するアナリストである場合があります。 重要度を割り当てるには、ワークロード分類子を作成することで重要度をクエリに割り当てます。 次の例では create workload classifier 構文を使用して、2 つの分類子を作成しています。 Membername には単一のユーザーまたはグループを指定できます。 既存の専用 SQL プールのユーザーを確認するには、次のコマンドを実行します。

Select name from sys.sysusers

重要度の高いユーザー向けのワークロード分類子を作成するには、次のコマンドを実行します。

CREATE WORKLOAD CLASSIFIER ExecReportsClassifier
    WITH (WORKLOAD_GROUP = 'xlargerc'
         ,MEMBERNAME     = 'name' 
         ,IMPORTANCE     = above_normal);

重要度の低いアドホック クエリを実行するユーザー向けのワークロード分類子を作成するには、次のコマンドを実行します。

CREATE WORKLOAD CLASSIFIER AdhocClassifier
    WITH (WORKLOAD_GROUP = 'xlargerc'
         ,MEMBERNAME     = 'name' 
         ,IMPORTANCE     = below_normal);

次の手順