Azure Cosmos DB 用の Azure Synapse Link でサポートされる機能
この記事では、Azure Cosmos DB 用の Azure Synapse Link で現在サポートされている機能について説明します。
Azure Synapse サポート
Azure Cosmos DB には、次の 2 種類のコンテナーがあります。
- HTAP コンテナー - Synapse Link が有効になっているコンテナー。 このコンテナーには、トランザクション ストアと分析ストアの両方があります。
- OLTP コンテナー - Synapse Link が有効になっていないコンテナー。 このコンテナーにはトランザクション ストアのみが含まれており、分析ストアはありません。
Synapse Link を有効にしなくても、Azure Cosmos DB コンテナーに接続できます。 このシナリオでは、トランザクション ストアに対して読み取り/書き込みのみを行うことができます。 Azure Cosmos DB 用の Synapse Link 内で現時点でサポートされている機能の一覧を次に示します。
カテゴリ | 説明 | Apache Spark プール | サーバーレス SQL プール |
---|---|---|---|
ランタイム サポート | Azure Cosmos DB にアクセスするためにサポートされている Azure Synapse ランタイム | ✓ | ✓ |
Azure Cosmos DB API サポート | サポートされている Azure Cosmos DB API の種類 | SQL / MongoDB | SQL / MongoDB |
Object | Azure Cosmos DB コンテナーを直接指す、作成できるテーブルなどのオブジェクト | データフレーム、ビュー、テーブル | 表示 |
読み取り | 読み取り可能な Azure Cosmos DB コンテナーのタイプ | OLTP / HTAP | HTAP |
書き込み | Azure Synapse ランタイムを使用して Azure Cosmos DB コンテナーにデータを書き込むことができる | はい | いいえ |
- Spark から Azure Cosmos DB コンテナーにデータを書き込む場合、この処理は Azure Cosmos DB のトランザクション ストアを介して行われます。 これは要求ユニットを使用することによって、Azure Cosmos DB のトランザクション パフォーマンスに影響を与えます。
- 外部テーブルを介した専用 SQL プールの統合は現在、サポートされていません。
Spark に対してサポートされているコード生成アクション
ジェスチャ | 説明 | OLTP | HTAP |
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データフレームへの読み込み | Spark データフレームへのデータの読み込みと読み取りを行います | ✓ | ✓ |
Spark テーブルの作成 | Azure Cosmos DB コンテナーを指すテーブルを作成します | ✓ | ✓ |
コンテナーへのデータフレームの書き込み | コンテナーにデータを書き込みます | ✓ | ✓ |
コンテナーからのストリーミング データフレームの読み込み | Azure Cosmos DB の変更フィードを使用してデータをストリーミングします | ✓ | ✓ |
コンテナーへのストリーミング データフレームの書き込み | Azure Cosmos DB の変更フィードを使用してデータをストリーミングします | ✓ | ✓ |
サーバーレス SQL プールに対してサポートされているコード生成アクション
ジェスチャ | 説明 | OLTP | HTAP |
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データの探索 | 使い慣れた T-SQL 構文と自動スキーマ推論を使用してコンテナーからデータを探索する | X | ✓ |
ビューの作成と BI レポートの作成 | SQL ビューを作成して、サーバーレス SQL プールで BI 用コンテナーに直接アクセス可能 | X | ✓ |
Azure Cosmos DB データおよびさまざまなデータ ソースの結合 | CETAS を使用して、Azure Blob Storage または Azure Data Lake Storage のデータと共に、Azure Cosmos DB コンテナーからデータを読み取るクエリの結果を格納する | X | ✓ |