BizTalk Adapter for Siebel eBusiness Applications について
BizTalk アダプター パックを使用すると、外部システムと対話するために、サービス指向のプログラムによるアクセスが可能になります。 アダプターは、クライアントに次の利点を提供します。
一貫した設計時エクスペリエンス。 アダプターは、LOB 成果物のメタデータを参照、検索、および取得するための、一般的で使いやすいデザイン時間エクスペリエンスを提供します。
さまざまなプログラミング オプション。 アダプターは、Windows Communication Foundation (WCF) チャネル モデル、WCF サービス モデル、ADO.NET、Web サービス、BizTalk でサポートされるモデルなどのプログラミング モデルの選択肢を提供します。
LOB 全体で統一されたエクスペリエンス。 アダプターは、WCF および Microsoft Windows Communication Foundation (WCF) 基幹業務 (LOB) アダプター SDK の使用を標準化しているため、LOB システムにアクセスするための統一されたエクスペリエンスが提供されます。
前述のように、アダプターは WCF LOB アダプター SDK の上に構築されています。 WCF LOB アダプター SDK は、BizTalk Serverや Microsoft Office などのさまざまなクライアント アプリケーションが使用できる統合アダプターを構築するための一般的な基礎を提供します。 WCF LOB アダプター SDK は、統合アダプターを Windows Communication Foundation (WCF) チャネルとして公開することで、アダプター戦略を Microsoft Services 戦略に合わせて調整します。 WCF LOB アダプター SDK の詳細については、 WCF LOB アダプター SDK のドキュメントを参照してください。
Siebel システムで操作を実行するには、アダプター クライアントが Siebel システムによって公開されるビジネス サービスにアクセスできる必要があります。 Siebel アプリケーションは、データをビジネス コンポーネントおよびビジネス オブジェクトとして公開します。 Siebel ビジネス コンポーネント は、1 つ以上のテーブルの列を 1 つの構造に関連付ける論理エンティティです。 Siebel ビジネス オブジェクト は、相互に関連する一連のビジネス コンポーネントを結び付けることで、ビジネス モデルを実装します。 Microsoft BizTalk Adapter for Siebel eBusiness Applications を使用すると、アダプター クライアントは Siebel ビジネス オブジェクトとビジネス コンポーネントを表示できます。
Siebel アダプターには、.NET Framework Data Provider for Siebel eBusiness Applications (Data Provider for Siebel) も含まれています。 Data Provider for Siebel は、ADO.NET インターフェイスを拡張することによって、Siebel システムに ADO インターフェイスを提供します。
このセクションでは、Siebel アダプターと Siebel 用データ プロバイダーの機能について説明します。