BizTalk Serverで SQL アダプターを使用してSQL Serverをポーリングする

SQL Serverからポーリング ベースのデータ変更メッセージを受信するように SQL アダプターを構成できます。 データベースをポーリングするためにアダプターが実行するポーリング ステートメントを指定できます。 ポーリング ステートメントには、結果セットを返す SELECT ステートメントまたはストアド プロシージャを指定できます。 受信したポーリング メッセージの種類に基づいて、アダプターは 3 つの異なるポーリング方法を公開します。

  • ポーリング。 この操作は、ポーリング メッセージの一部としてデータ セットを返します。 デザイン時に、ポーリング対象のデータベース オブジェクトのスキーマは使用できません。 代わりに、実行時にポーリング メッセージの一部としてスキーマを使用できます。

  • TypedPolling。 この操作は、厳密に型指定されたポーリング メッセージを返します。 設計時には、データベース オブジェクトのスキーマも使用できます。 ポーリング メッセージの特定の要素を別のスキーマにマップする場合は、この操作をポーリングに使用する必要があります。これは、別の操作の場合があります。

  • XmlPolling。 この操作は、ポーリング メッセージを XML メッセージとして返します。 FOR XML 句を使用してデータを XML メッセージとして返す SELECT ステートメントまたはストアド プロシージャを使用する場合は、この操作を使用する必要があります。 FOR XML 句の詳細については、「FOR XML (SQL Server)」を参照してください。

    これらのポーリング操作の詳細については、「 ポーリングのサポート」を参照してください。

Note

SQL アダプターを使用すると、アダプター クライアントは、同じデータベースまたはテーブルに対して複数のポーリング操作または TypedPolling 操作を持つ 1 つの BizTalk アプリケーションを使用できます。 このようなシナリオをサポートするために、アダプターは接続 URI に一意の ID (InboundID) を含めます。 この ID は、接続 URI に追加されると一意になり、1 つの BizTalk アプリケーションで複数のポーリング操作を有効にします。

このセクションのトピックでは、BizTalk アプリケーションでポーリング、TypedPolling、XmlPolling を使用する方法について説明します。 このセクションでは、 InboundID 接続プロパティの使用方法についても説明します。

このセクションの内容

参照

SQL アダプターを使用して BizTalk アプリケーションを開発する