トレース ツールを使用した MQSeries アダプターのエラーの分析

アプリケーションの実行時に、トレース ツールを使用して、メッセージングのエラーを分析します。 MQSeries アダプタでは、アダプタと BizTalk アプリケーション (trace.cmd) 用と、MQSAgent (MQSTrace.cmd) 用の 2 つのツールを使用する必要があります。 どちらのツールでも、tracelog.exe が使用されます。 まだインストールしていない場合は、インストールしてください。

trace.cmd と MQSTrace.cmd の両方でオプション (-tools) を設定して、これらのツールが tracelog.exe ファイルを見つけられるようにする必要があります。

Trace Utility をインストールするには

BizTalk Adapter Trace Utility をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Tracelog.exe ファイルをダウンロードするには、 Microsoft Platform SDK のダウンロード Web サイトにアクセスしてください。

  2. Web ページの下部にある PSDK-x86.exe ファイルのリンクをクリックして、Platform SDK Web インストール プログラムを起動します。

  3. インストールの種類を選択するダイアログ ボックスが表示されたら、カスタム インストール用のオプションを選択します。

  4. [Custom Installation] ダイアログ ボックスで、利用可能な機能をすべてオフにします。

  5. [Microsoft Windows Core SDK] 機能を展開し、 [Tools] 機能を展開します。

  6. [Tools (Intel 64-bit)] 機能を選択し、 [Will be installed on local hard drive]をクリックします。

  7. [Next]を 2 回クリックし、インストールを開始します。

  8. drive:\MicrosoftPlatformSDKInstallationFolder\bin フォルダーを見つけて、Tracelog.exe ファイルを Microsoft BizTalk Server インストール フォルダーにコピーします。 BizTalk Server のインストール フォルダには、Trace.cmd ファイルも含まれています。

Trace Utility を有効にするには

BizTalk Server で BizTalk Adapter Trace Utility を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. trace.cmd があるディレクトリに移動します。 既定の場所は Microsoft BizTalk Server ディレクトリです。

  2. 次のコマンドを入力します。入力時に二重引用符で囲まれたディレクトリを、使用しているコンピュータの tracelog.exe ファイルがあるディレクトリに置き換えてください。入力後、Enter キーを押します。

    trace -tools "c:\Program Files\Microsoft SDK\Bin"

  3. MQSTrace.cmd があるディレクトリに移動します。

  4. 次のコマンドを入力します。入力時に二重引用符で囲まれたディレクトリを、使用しているコンピュータの tracelog.exe ファイルがあるディレクトリに置き換えてください。入力後、Enter キーを押します。

    MQSTrace -tools "c:\Program Files\Microsoft SDK\Bin"

Trace Utility を実行するには

BizTalk Adapter Trace Utility を実行するには、次の手順を実行します。

  1. コマンド プロンプトで、「 trace.cmd -start -high」と入力し、Enter キーを押します。

  2. エラーが発生するシナリオを実行します。

  3. コマンド プロンプトで、「 trace.cmd -stop」と入力し、Enter キーを押します。

  4. bts2006.bin ファイルには、トレース ツールの出力が含まれます。 分析のため、マイクロソフト製品サポート サービスに連絡してください。 詳細については、「https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=41645」を参照してください。

    MQSAgent Trace Utility を実行するには、次の手順を実行します。

  5. コマンド プロンプトで、「 MQSTrace.cmd -start -high」と入力し、Enter キーを押します。

  6. エラーが発生するシナリオを実行します。

  7. コマンド プロンプトで、「 MQSTrace.cmd -stop」と入力します。

  8. MQSAdapterTrace.bin ファイルには、トレース ツールの出力が含まれます。 分析のため、マイクロソフト製品サポート サービスに連絡してください。 詳細については、「https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=41645」を参照してください。