データベースのバックアップと復元のベスト プラクティス

BizTalk Server データベースのバックアップおよび復元を確実に行うことができるように、次のベスト プラクティスを参照してください。

  • バックアップと復元方法を開発およびテストする。

    適切なプランを作成することにより、ハードウェアの障害が発生してデータが失われても、データを迅速に復元できます。

  • ディスク領域を管理し、以前のバックアップ ファイルをアーカイブする。

    BizTalk Server のバックアップ ジョブでは、期限切れのバックアップ ファイルが削除されないので、ディスク領域を節約するにはこれらのバックアップ ファイルを管理する必要があります。 データベースの完全バックアップを新規作成した後で、プライマリ ディスクの領域を再利用できるように、期限切れのバックアップ ファイルをアーカイブ ストレージ デバイスに移動します。

  • バックアップする対象と同じコンピューターまたはディスクにバックアップを保存しない。

    バックアップ用のコンピューターまたはディスクには、元のデータのある場所とは別のコンピューターを指定してください。 そうしないと、ハードウェアの障害が発生した場合にすべてのデータが失われる可能性があります。

  • コピーを保存する。

    メディアのコピーを 3 つ以上保持してください。 1 つ以上のコピーをオフサイトの適切に管理された環境で保管します。

  • テスト復元を実行する。

    テスト復元を少なくとも月に 1 度は実行し、ファイルが適切にバックアップされたことを確認してください。 テスト復元により、ソフトウェアが適性に動作しているかについて検証しても発見できないハードウェアの問題が明らかになります。 ハード ディスクの障害が発生する前に、システムおよびデータベースを復元できるかどうかを確認してください。

  • デバイスおよびメディアをセキュリティで保護する。

    ストレージ デバイスおよびバックアップ メディアの両方をセキュリティで保護します。 メディアを盗んだ人間は、自分が管理者となっているサーバーでメディアのデータを復元することによりデータにアクセスできます。

  • バックアップおよび復元のプロセスを監視する。

    バックアップおよび復元のプロセスが正常に実行されたかどうかを確認するには、BizTalk Server のバックアップおよび復元に使用する SQL Server エージェント ジョブを監視する必要があります。

参照

BizTalk Server データベースのバックアップと復元