スケジュール済みの集計
BAM では、動的に生成された OLAP キューブとデータ変換サービス (DTS) パッケージに基づいてスケジュール済みの集計を行います。 スケジュール済みの集計に含まれるデータは、DTS パッケージを実行したときのビジネス アクティビティのスナップショットを表します。 これを実現するために、分析用の DTS パッケージの最初の手順は、次で構成されるスナップショットを取得するストアド プロシージャ bam_Metadata_BeginAnalysisの呼び出しです。
実行中のすべてのアクティビティ インスタンスのスナップショット コピー
前回 DTS パッケージを実行してからスナップショットが生成されるまでの間に完了したアクティビティ インスタンスの増加時間帯を表すビュー
BAM では、集計を行う際、非常に短い時間だけアクティビティ ストレージに排他ロックを保持して、同時にデータが書き込まれないようにしています。 BAM でスナップショットの生成が開始されると、DTS パッケージの実行に時間がかかることがありますが、BAM では処理中に受け取った新しいデータは無視されます。 このアクティビティは、次の図のようになります。
BAM のスケジュール済みの集計上の図では、BAM は完了したアクティビティ インスタンスに関するデータを完成したインスタンスの OLAP キューブに移動しています。 BAM では、このキューブを増分処理します。
同時に、実行中のアクティビティに関するデータは、DTS パッケージにより完全処理されるアクティブなインスタンスのキューブに移動します。 BAM では、どの時点においても、実行中のアクティビティの数は比較的少ないことが想定されているため、このようなデータの移動により問題が発生することはありません。
スケジュール済みの集計データは、完了したアクティビティと実行中のアクティビティ間の差分を埋め合わせている仮想キューブから利用できます。 詳細については、「 スケジュールされた集計データのクエリ」を参照してください。