BizTalk アダプターのトレースの使用

ここでは、Trace Log tool (トレース ログ ツール) をインストールする方法、および BizTalk アダプターのトレースを可能にする方法について説明します。

トレース ログ ツールのインストール

トレース ログ ツール (tracelog.exe) をインストールするには

  1. トレース ログ ツールを Microsoft® Windows® Software Development Kit Update for Windows Vista Web サイトからダウンロードします。

    Note

    Windows Server 2008 SP2 を実行している場合でも、このバージョン (6.0) の SDK をインストールします。 Windows SDK for Windows Server 2008 と .NET Framework 3.5 バージョン (v. 6.1) をインストールした場合、トレース ログ ツールはインストールされません。

  2. Web ページ下部にある PSDK-x86.exe ファイルのリンクをクリックして、 Microsoft® Windows® Software Development Kit Update for Windows Vista Web インストール プログラムを起動します。

    Note

    64 ビット版の Windows を使用している場合は、お使いのシステム用の正しいファイルを選択してダウンロードしてください。

  3. [Select an Installation Type] ダイアログ ボックスで、 [Custom] インストールを選択し、 [Next]をクリックします。

  4. 既定のインストール先をそのまま使用し、 [Next]をクリックします。

  5. [Custom Installation] ダイアログ ボックスで、利用可能な機能をすべてオフにします。

  6. [Microsoft Windows Core SDK] 機能を展開し、 [Tools] 機能を展開します。

  7. [Tools (Intel 64-bit)] 機能を選択し、 [Will be installed on local hard drive]をクリックします。

  8. [Next]を 2 回クリックし、インストールを開始します。

    Note

    Microsoft® Windows® Software Development Kit Update for Windows Vista のインストール後、トレース ログ ツールと同時にインストールするよう選択した機能によっては、再起動を求められることがあります。 これは、 Microsoft® Windows® Software Development Kit Update for Windows Vista の特定のコンポーネントが、再起動するまで正常に機能しないためです。 トレース ログ ツールを使用するために再起動する必要はありません。

trace.cmd を使用した BizTalk アダプターのトレースの有効化

BizTalk アダプターのトレースを有効化するには

  1. コマンド プロンプトで、現在のディレクトリを、BizTalk Serverがインストールされているディレクトリに変更します。 既定では、BizTalk Serverは \Program Files (x86)\Microsoft BizTalk Server <VERSION> ディレクトリにインストールされます。 64 ビット バージョンの Windows とBizTalk Serverを使用している場合、インストール パスは \Program Files (x86)\Microsoft BizTalk Serverです。

  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    trace -tools "トレース ログ ツールのパス"

    既定では、トレース ログ ツール (tracelog.exe) は C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0\Bin ディレクトリにあります。 64 ビット版の Windows を使用している場合、トレース ログ ツールは C:\Program Files (x86)\Microsoft SDKs\Windows\v6.0\Bin.にあります。 トレース ログ ツールのパスは二重引用符で囲む必要があります。

    たとえば、次のコマンドを入力し、ENTER キーを押します。

    trace -tools "C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0\Bin"

    Note

    -tools スイッチは、Trace.cmd ファイルに Tracelog.exe ファイルの場所を示します。

    コマンドが正常に実行された場合は、次のように出力されます。

    trace 2.0 - Manage BizTalk 2006 Release Bits Tracing.

    Setting TRACE_TOOL_SEARCH_PATH to "C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0\Bin "

trace.cmd を使用したトレース出力の取得

トレース出力を取得するには

  1. コマンド プロンプトで、現在のディレクトリを、BizTalk Serverがインストールされているディレクトリに変更します。

  2. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    trace -start

  3. トレース出力を取得するシナリオを再現します。

  4. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    trace -stop

  5. トレースを停止すると、Btstrace.bin という名前のバイナリ ファイルが、BizTalk Serverがインストールされているフォルダーに生成されます。

  6. 分析のためにマイクロソフト製品サポート サービスに Btstrace.bin ファイルを送信します。

参照

アダプターの使用Windows SharePoint Services アダプターのトラブルシューティング