アダプタ ハンドラについて
アダプタ ハンドラとは、アダプタ コードを実行する BizTalk ホストのインスタンスです。 アダプタの送信ハンドラまたは受信ハンドラを指定するとき、アダプタ コードが実行されるコンテキストとなるホスト インスタンスを指定します。 アダプタ ハンドラには、アダプタを実行する役割があり、アダプタの特定のインスタンスのプロパティが含まれています。 既定の BizTalk Server 構成では、インストールされているすべてのアダプタに対してアダプタ ハンドラが作成されますが、特定のアダプタ ハンドラへの負荷分散やプロセス分離のために、追加のアダプタ ハンドラを作成することができます。
アダプタ ハンドラは BizTalk ホスト インスタンスにバインドされ、BizTalk ホスト インスタンスは BizTalk Server にバインドされます。 そのため、アダプタの処理の負荷を複数の BizTalk Server 間で分散する場合は、別の BizTalk Server を BizTalk グループに追加する必要があります。 プロセス分離のために追加のアダプタ ハンドラを作成する場合は、BizTalk グループに BizTalk Server を追加する必要はありません。
アダプタ ハンドラを実行する新しいホスト インスタンスを作成する場合は、最初にホストを作成してから、BizTalk Server のいずれかで実行する、そのホストのインスタンスを作成する必要があります。 詳細については、「 新しいホストを作成する方法」および「ホストインスタンスを追加する方法」を参照してください。
HTTP アダプタおよび SOAP アダプタの受信ハンドラを除くすべてのアダプタ ハンドラは、インプロセス ホストで実行されるように構成する必要があります。 HTTP アダプタおよび SOAP アダプタの受信ハンドラは分離ホストでのみ実行できます。