障害回復の計画
このトピックでは、ディザスター リカバリーの要件とBizTalk Serverの手順に関するガイダンスをアプリケーション チームに提供します。 Microsoft BizTalk Server では、構成情報と処理情報がSQL Serverに格納されます。 BizTalk Server高可用性とディザスター リカバリーは、SQL Serverの高可用性とディザスター リカバリー機能によって実現されます。
BizTalk グループは、SQL Serverでホストされている一連のデータベースによって定義されます。 SQL Serverでホストされているデータベースのセットは、Windows Server クラスターを使用して高可用性を実現できます。 BizTalk 環境では、BizTalk Server実行されているコンピューターは "ランタイム環境" を提供し、SQL Server実行しているコンピューター上のデータベースは環境の永続的なストアを提供します。 そのため、バックアップ、復元、ディザスター リカバリーの手順BizTalk Serverは、SQL Serverに重点を置きます。
目的
このトピックでは、コア ドキュメントBizTalk Serverディザスター リカバリー情報、さまざまな Microsoft Web サイト、およびBizTalk Server製品チームの情報を統合して、BizTalk Server環境のディザスター リカバリー手順を定義します。
アプリケーション チームは、バックアップ、復元、ディザスター リカバリーの手順を徹底的にテストする必要があります。 また、運用環境に入る前に、アプリケーション要件を満たすように手順が調整されていることを確認する必要があります。
スコープ
このセクションでは、BizTalk Serverのディザスター リカバリー手順と、SQL Serverに関連する手順について説明します。 このガイドは、BizTalk Serverをバックアップおよび復元する方法に関する関連ドキュメントに基づいています。
バックアップと復元の詳細については、こちらのドキュメントを参照し、BizTalk Server ヘルプの「BizTalk Serverのバックアップと復元 ()」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=154071) を参照してください。 各アプリケーション チームは、ドキュメント コンピューター名、ドライブ文字、クラスター構成などの環境に固有の追加の手順と、ソリューションの一部である BizTalk 以外の関連アプリケーションのディザスター リカバリー手順を使用して、このトピックの情報を拡張する必要があります。
このトピックでは、次の領域に関する詳細なディザスター リカバリー手順については説明しません。
BizTalk 以外のアプリケーション
アプリケーションのソース コード
証明書
アプリの操作
上記に記載されていないアプリケーションのディザスター リカバリー 計画のドキュメントを必要とする領域が、各アプリケーション チームによって対処される必要がある場合があります。