C++ Build Insights を使ってみる
C++ Build Insights ツールは、Visual Studio 2019 以降で使用できます。 そのバージョンのドキュメントを表示するには、この記事の Visual Studio の [バージョン] セレクター コントロールを Visual Studio 2019 以降に設定してください。 このページの目次の一番上にあります。
C++ Build Insights は、Microsoft Visual C++ (MSVC) ツール チェーンの可視性を向上させるツールのコレクションです。 これらのツールを使用すると、C++ ビルドに関するデータが収集され、次のような一般的な質問の答えを確認できます。
- ビルドは十分に並列化されていますか。
- プリコンパイル済みヘッダー (PCH) には何を含める必要がありますか。
- ビルドの速度を向上させるために、特に注目する必要のあるボトルネックはありますか。
このテクノロジの主要なコンポーネントは次のとおりです。
- ビルドのトレースを収集するために使用できるコマンドライン ユーティリティである vcperf.exe、
- Windows パフォーマンス アナライザー (WPA) でビルド トレースを表示できる WPA 拡張機能、および
- C++ Build Insights データを使用する独自のツールを作成するためのソフトウェア開発キットである C++ Build Insights SDK。
ドキュメントのセクション
チュートリアル: vcperf および Windows パフォーマンス アナライザー
C++ プロジェクトのビルド トレースを収集する方法と、WPA でそれらを表示する方法について説明します。
チュートリアル: Windows パフォーマンスの基本
ビルド トレースの分析に役立つ WPA のヒントが掲載されています。
C++ Build Insights SDK
C++ Build Insights SDK の概要。
記事
C++ Build Insights の詳細については、C++ チームの公式ブログから次の記事を参照してください。
C++ Build Insights SDK を使用してプログラムでビルドを分析する
C++ Build Insights を使用してビルドのボトルネックを見つける
C++ Build Insights からの PCH の提案を使用してビルドを高速化する
C++ Build Insights を使用したテンプレート メタプログラムのプロファイリング
C++ Build Insights を使用したコード生成を高速化する