方法: カスタム ツールをプロジェクト プロパティに統合する
XML ファイルを作成することにより、Visual Studio の [プロパティ ページ] ウィンドウにカスタム ツール オプションを追加できます。
[プロパティ ページ] ウィンドウの [構成プロパティ] セクションには、"ルール" と呼ばれる設定グループが表示されます。 すべてのルールには、ツールまたは機能のグループの設定が含まれています。 たとえば、[リンカー] ルールには、リンカー ツールの設定が含まれています。 ルールの設定は、"カテゴリ" に分かれている場合があります。
カスタム ツールのプロパティを含むルール ファイルを作成して、Visual Studio の起動時にプロパティが読み込まれるようにすることができます。 ファイルを変更する方法については、Visual Studio プロジェクト チーム ブログの「ラットフォームの拡張性 - パート 2」をご覧ください。
ルール ファイルを配置するフォルダーは、使用している Visual Studio のロケールとバージョンによって異なります。 Visual Studio 2015 以前の開発者コマンド プロンプトの場合、ルール フォルダーは %ProgramFiles(x86)%\MSBuild\Microsoft.Cpp\v4.0\<version>\<locale>
です。 Visual Studio 2015 の場合、<version>
値は v140
です。 <locale>
は LCID です。たとえば、英語の場合は 1033
です。 インストールされている Visual Studio のエディションおよび言語ごとに異なるパスを使用します。 たとえば、Visual Studio 2015 Community エディションの英語版の既定のルール フォルダー パスは C:\Program Files (x86)\MSBuild\Microsoft.Cpp\v4.0\v140\1033\
になります。
ルール ファイルを配置するフォルダーは、使用している Visual Studio のロケールとバージョンによって異なります。 Visual Studio 2017 の開発者コマンド プロンプトの場合、ルール フォルダーは %VSINSTALLDIR%Common7\IDE\VC\VCTargets\<locale>\
です。 <locale>
は LCID です。たとえば、英語の場合は 1033
です。 Visual Studio 2015 以前の開発者コマンド プロンプトの場合、ルール フォルダーは %ProgramFiles(x86)%\MSBuild\Microsoft.Cpp\v4.0\<version>\<locale>\
です。<version>
値は Visual Studio 2015 の場合は v140
です。 インストールされている Visual Studio のエディションおよび言語ごとに異なるパスを使用します。 たとえば、Visual Studio 2017 Community エディションの英語版の既定のルール フォルダー パスは C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Enterprise\Common7\IDE\VC\VCTargets\1033\
になります。
ルール ファイルを配置するフォルダーは、使用している Visual Studio のロケールとバージョンによって異なります。 Visual Studio 2019 以降の開発者コマンド プロンプトのルール フォルダーは %VSINSTALLDIR%MSBuild\Microsoft\VC\<version>\<locale>\
です。Visual Studio 2019 の場合、<version>
値は v160
です。 <locale>
は LCID です。たとえば、英語の場合は 1033
です。 Visual Studio 2017 の場合、ルール フォルダーは %VSINSTALLDIR%Common7\IDE\VC\VCTargets\<locale>\
です。 Visual Studio 2015 以前の開発者コマンド プロンプトの場合、ルール フォルダーは %ProgramFiles(x86)%\MSBuild\Microsoft.Cpp\v4.0\<version>\<locale>\
です。 インストールされている Visual Studio のエディションおよび言語ごとに異なるパスを使用します。 たとえば、Visual Studio 2019 Community エディションの英語版の既定のルール フォルダー パスは C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Community\MSBuild\Microsoft\VC\v160\1033\
になります。
プロジェクトのプロパティを追加または変更するには
XML エディターで XML ファイルを作成します。
既定のルール フォルダーにファイルを保存します。 言語と Visual Studio のエディションに合わせてパスを調整します。 [プロパティ ページ] ウィンドウのすべてのルールは、このフォルダー内の XML ファイルによって表されます。 ファイルの名前がフォルダー内で一意になっていることを確認します。
rc.xml
などの既存のルール ファイルの内容をコピーし、変更を保存せずに閉じてから、新しい XML ファイルにその内容を貼り付けます。 任意の XML スキーマ ファイルをコピーして、テンプレートとして使用することができます。 ご使用のツールに似たものを選択してください。新しい XML ファイルで、必要に応じて内容を変更します。 ファイルの先頭にある Rule Name と Rule.DisplayName を必ず変更します。
変更を保存し、ファイルを閉じます。
ルール フォルダー内の XML ファイルは、Visual Studio の起動時に読み込まれます。 新しいファイルをテストするには、Visual Studio を再起動します。
ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを右クリックし、[プロパティ] を選択します。 [プロパティ ページ] ウィンドウで、ご自分のルールの名前を持つ新しいノードがあることを確認します。