/diagnostics (コンパイラの診断オプション)
/diagnostics コンパイラ オプションを使って、エラーと警告の場所に関する情報の表示を指定します。
構文
/diagnostics:{caret|classic|column}
解説
このオプションは Visual Studio 2017 以降でサポートされています。
/diagnostics コンパイラ オプションを指定すると、エラーと警告に関する情報の表示を制御できます。
既定値は /diagnostics:classic オプションで、問題が見つかった行番号のみを報告します。
/diagnostics:column オプションでは、問題が見つかった列も含まれます。 これは、問題の原因となっている特定の言語のコンストラクトや文字を特定するのに役立ちます。
/diagnostics:caret オプションでは、問題が見つかった列が含まれ、問題が検出されたコード行の場所にキャレット (^) が置かれます。
場合によっては、コンパイラによって、問題がその発生場所で検出されないことがあることに注意してください。 たとえば、セミコロンの不足は、他の予期しないシンボルが検出されるまで検出されないことがあります。 その列が報告され、キャレットは何らかの問題をコンパイラが検出した場所に置かれます。その場所は、修正を行う必要がある場所であるとは限りません。
/diagnostics オプションは、Visual Studio 2017 以降で使用できます。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。
[構成プロパティ] で、[C/C++] フォルダーを展開し、[全般] プロパティ ページを選択します。
[診断の形式] フィールドのドロップダウン コントロールを使って、診断の表示オプションを選択します。 [OK] または [適用] を選択して、変更内容を保存します。