/feature (ARM64)

/arch (ARM64) で指定されている ARM64 拡張機能に対して、1 つ以上の Arm A プロファイル アーキテクチャ機能を有効にします。 /arch (ARM64) の詳細については、「/arch (ARM64)」を参照してください。

構文

/feature:<arg1>[+arg2]

引数

対象の ARM64 拡張機能でサポートされている 1 つ以上の機能を有効にするには、次の機能引数のうち 1 つ以上を指定します。

機能引数 機能識別子 省略可能 既定で有効 説明 バージョンでサポートされています
lse FEAT_LSE Armv8.0 Armv8.1 大規模なシステム拡張機能。 Visual Studio 2022 17.10
rcpc FEAT_LRCPC Armv8.2 Armv8.3 RCpc 命令を読み込む。 Visual Studio 2022 17.10
rcpc2 FEAT_LRCPC2 Armv8.2 Armv8.4 RCpc 命令 v2 を読み込む。 Visual Studio 2022 17.11

解説

使用例: FEAT_LSEを有効にするには、 /feature:lseを指定します。

/featureで指定された競合する機能引数がある場合は、右端の機能が有効になります。 対象の ARM64 拡張機能でサポートされていない機能を有効にすると、特に CPU で機能が実装されていない場合に、予期しない動作が発生する可能性があります。

機能を指定するには、 /feature または /arch (ARM64) のみを使用します。 たとえば、Armv8.0-A をターゲットにするときに FEAT_LSE を有効にするには、 /feature:lse/arch:armv8.0の両方を使用するか、 /arch:armv8.0+lseを指定します。 /feature は、 /arch (ARM64) でフィーチャーを指定せずにフィーチャーを指定する方法です。

Visual Studio で /feature コンパイラ オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳しくは、「Visual Studio で C++ コンパイラとビルド プロパティを設定する」をご覧ください。

  2. [構成プロパティ]>[C/C++]>[コマンド ライン] プロパティ ページを選択します。

  3. [ 追加オプション ボックスで、 /feature:lse を追加するか、 lse を有効にする機能に置き換えます。 [OK] を選択して変更を保存します。

このコンパイラ オプションをコードから設定するには

関連項目

/arch (最小 CPU アーキテクチャ)
MSVC コンパイラ オプション
MSVC コンパイラのコマンド ライン構文