/Qimprecise_fwaits (try ブロック内部の fwaits を削除する)
/fp:except コンパイラ オプションの使用時に、try
ブロック内部の fwait
コマンドを削除します。
構文
/Qimprecise_fwaits
解説
/fp:except
が指定されていない場合、このオプションは機能しません。 /fp:except
オプションを指定すると、コンパイラでは try
ブロック内のコード行ごとに fwait
命令を挿入します。 このようにすることで、例外が生成される特定のコード行をコンパイラで識別できます。 /Qimprecise_fwaits
は内部 fwait
命令を削除し、try
ブロックを囲む待機のみを残します。 パフォーマンスは向上しますが、例外の原因となっている行ではなく try
ブロックのみがコンパイラに表示されます。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。
[構成プロパティ]>[C/C++]>[コマンド ライン] プロパティ ページを選択します。
[追加のオプション] ボックスにコンパイラ オプションを入力します。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- 以下を参照してください。AdditionalOptions