XDCMake リファレンス
xdcmake.exe プログラムは、XDC ファイルを XML ファイルにコンパイルします。 XDC ファイルは、ソース コードが /doc
でコンパイルされるとき、また、XML タグでマークアップされたドキュメント コメントがソース コード ファイルに含まれるとき、ソース コード ファイルごとに MSVC コンパイラによって作成されます。
Visual Studio 開発環境で xdcmake.exe を使用するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。
[構成プロパティ]>[XML ドキュメント コメント] のプロパティ ページを選択します。
プロパティ ページにオプションを入力します。
Note
コマンド ラインの xdcmake.exe オプションは、xdcmake.exe が開発環境 (プロパティ ページ) で使用されるときのオプションとは異なります。 開発環境で xdcmake.exe を使用する方法については、「[XML ドキュメント ジェネレーター] プロパティ ページ」を参照してください。
構文
xdcmake input_filename options
パラメーター
input_filename
xdcmake.exe への入力として使用されている XDC ファイルのファイル名。 1 つまたは複数の XDC ファイルを指定するか、*.xdc
と指定し、現在のディレクトリにあるすべての XDC ファイルを使用します。
options
以下のオプションを何個でも指定できます。指定しなくてもかまいません。
オプション | 説明 |
---|---|
$ | xdcmake.exe のヘルプを表示します。 |
/assembly:filename |
XML ファイルに <assembly> タグの値を指定できます。 既定では、<assembly> タグの値は XML ファイルのファイル名と同じになります。 |
/nologo |
著作権メッセージを表示しません。 |
/out:filename |
XML ファイルの名前を指定できます。 既定では、XML ファイルの名前は xdcmake.exe によって処理される最初の XDC ファイルのファイル名になります。 |
解説
Visual Studio は、プロジェクトのビルド時、xdcmake.exe を自動的に呼び出します。 コマンド ラインで xdcmake.exe を呼び出すこともできます。
ソース コード ファイルへのドキュメント コメントの追加について、詳しくは「ドキュメント コメント用の推奨タグ」を参照してください。