sin
、 sinf
、 sinl
浮動小数点値のサインを計算します。
構文
double sin(double x);
float sinf(float x);
long double sinl(long double x);
#define sin(x) // Requires C11 or higher
float sin(float x); // C++ only
long double sin(long double x); // C++ only
パラメーター
x
角度 (ラジアン)。
戻り値
sin
関数は、x
のサイン値を返します。 x
が 263 以上、または -263 以下の場合、結果で桁落ちが発生します。
入力 | SEH 例外 | _matherr 例外 |
---|---|---|
± QNaN、IND | なし | _DOMAIN |
± INF (sin 、 sinf 、 sinl ) |
INVALID |
_DOMAIN |
リターン コードの詳細については、「errno
、_doserrno
、_sys_errlist
、および _sys_nerr
」を参照してください。
解説
C++ ではオーバーロードが可能であるため、sin
または float
の値を受け取って返す long double
のオーバーロードを呼び出すことができます。 C プログラムでは、この関数を呼び出すために <tgmath.h>
マクロが使用されていない限り、sin
は常に double
を受け取って返します。
<tgmath.h> sin()
マクロを使用する場合は、引数の型によって、選択される関数のバージョンが決定されます。 詳細については、「ジェネリック型数値演算」を参照してください。
既定では、この関数のグローバル状態の適用対象は、アプリケーションになります。 この動作を変更するには、「CRT でのグローバル状態」を参照してください。
要件
ルーチンによって返される値 | 必須ヘッダー (C) | 必須ヘッダー (C++) |
---|---|---|
sin 、 sinf 、 sinl |
<math.h> |
<cmath> または <math.h> |
sin マクロ |
<tgmath.h> |
互換性の詳細については、「 Compatibility」を参照してください。
例
// crt_sincos.c
// This program displays the sine and cosine of pi / 2.
// Compile by using: cl /W4 crt_sincos.c
#include <math.h>
#include <stdio.h>
int main( void)
{
double pi = 3.1415926535;
double x, y;
x = pi / 2;
y = sin( x );
printf( "sin( %f ) = %f\n", x, y );
y = cos( x );
printf( "cos( %f ) = %f\n", x, y );
}
sin( 1.570796 ) = 1.000000
cos( 1.570796 ) = 0.000000
関連項目
数値演算と浮動小数点のサポート
acos
、 acosf
、 acosl
asin
、 asinf
、 asinl
atan
、 atanf
、 atanl
、 atan2
、 atan2f
、 atan2l
cos
、 cosf
、 cosl
tan
、 tanf
、 tanl
_CIsin