tmpfile_s
一時ファイルを作成します。 CRT のSecurity 機能で説明されているように、セキュリティが強化されたtmpfile
のバージョン。
構文
errno_t tmpfile_s(
FILE** pFilePtr
);
パラメーター
pFilePtr
ストリームに生成されたポインターのアドレスを格納するポインターのアドレスです。
戻り値
正常終了した場合は 0 を返します。失敗した場合はエラー コードを返します。
エラー条件
pFilePtr |
戻り値 | pFilePtr の内容 |
---|---|---|
NULL |
EINVAL |
変更されない |
上記のパラメーター検証エラーが発生した場合は、「パラメーターの検証で説明されているように、無効なパラメーター ハンドラーが呼び出されます。 実行を続行できる場合、 errno
は EINVAL
に設定され、戻り値は EINVAL
。
解説
tmpfile_s
関数は一時ファイルを作成し、pFilePtr
引数にそのストリームへのポインターを与えます。 一時ファイルはルート ディレクトリに作成されます。 ルート以外のディレクトリに一時ファイルを作成するには、tmpnam_s
を使用するか、fopen
でtempnam
します。
ファイルを開くことができない場合は、tmpfile_s
NULL
を pFilePtr
パラメーターに書き込みます。 この一時ファイルは、ファイルが閉じられるとき、プログラムが正常に終了したとき、または _rmtmp
が呼び出されたときに、現在の作業ディレクトリが変更されないと仮定して自動的に削除されます。 一時ファイルは w+b (バイナリ読み書き両用) モードで開かれます。
TMP_MAX_S
を超えて試行すると、エラーが発生する可能性があります (STDIO を参照してください。H) tmpfile_s
を使用した呼び出し。
既定では、この関数のグローバル状態の適用対象は、アプリケーションになります。 この動作を変更するには、「CRT でのグローバル状態」を参照してください。
要件
ルーチンによって返される値 | 必須ヘッダー |
---|---|
tmpfile_s |
<stdio.h> |
互換性の詳細については、「 Compatibility」を参照してください。
例
Note
この例では、Windows を管理者権限で実行する必要がある場合があります。
// crt_tmpfile_s.c
// This program uses tmpfile_s to create a
// temporary file, then deletes this file with _rmtmp.
//
#include <stdio.h>
int main( void )
{
FILE *stream;
char tempstring[] = "String to be written";
int i;
errno_t err;
// Create temporary files.
for( i = 1; i <= 3; i++ )
{
err = tmpfile_s(&stream);
if( err )
perror( "Could not open new temporary file\n" );
else
printf( "Temporary file %d was created\n", i );
}
// Remove temporary files.
printf( "%d temporary files deleted\n", _rmtmp() );
}
Temporary file 1 was created
Temporary file 2 was created
Temporary file 3 was created
3 temporary files deleted