Platform::WriteOnlyArray クラス
メソッドで設定する配列を呼び出し元から渡すときに入力パラメーターとして使用される 1 次元配列を表します。
この ref クラスは vccorlib.h でプライベートとして宣言されています。したがって、メタデータには出力されず、C++ からのみ使用できます。 このクラスは、呼び出し元が割り当てた配列を受け取る入力パラメーターとして使用することのみを目的としています。 ユーザー コードから構築することはできません。 このクラスでは、C++ メソッドでその配列に直接書き込むことができます。このパターンは、 FillArray パターンと呼ばれます。 詳細については、「Array と WriteOnlyArray」を参照してください。
構文
private ref class WriteOnlyArray<T, 1>
メンバー
パブリック メソッド
これらのメソッドのアクセシビリティは内部です。つまり、これらのメソッドには C++ アプリまたはコンポーネント内でのみアクセスできます。
名前 | 説明 |
---|---|
WriteOnlyArray::begin | 配列内の最初の要素を指す反復子。 |
WriteOnlyArray::Data | データ バッファーへのポインター。 |
WriteOnlyArray::end | 配列内の最後の要素の 1 つ後ろを指す反復子。 |
WriteOnlyArray::FastPass | 配列が FastPass 機構を使用できるかどうかを示します。この機構は、システムで透過的に実行される最適化です。 コードでこれを使用しないでください |
WriteOnlyArray::Length | 配列内の要素の数を返します。 |
WriteOnlyArray::set | 指定した要素を指定した値に設定します。 |
継承階層
WriteOnlyArray
要件
コンパイラ オプション: /ZW
メタデータ: Platform.winmd
名前空間: Platform
WriteOnlyArray::begin メソッド
配列内の最初の要素へのポインターを返します。
構文
T* begin() const;
戻り値
配列内の最初の要素へのポインター。
解説
この反復子は、配列の要素を操作するために std::sort
などの STL アルゴリズムと共に使用できます。
WriteOnlyArray::Data プロパティ
データ バッファーへのポインター。
構文
property T* Data{
T* get() const;
}
戻り値
生配列バイトへのポインター。
WriteOnlyArray::end メソッド
配列内の最後の要素の 1 つ後ろを指すポインターを返します。
構文
T* end() const;
戻り値
配列内の最後の要素の 1 つ後ろを指すポインター反復子。
解説
この反復子は、配列要素に対して std::sort
などの操作を実行するために STL アルゴリズムと共に使用できます。
WriteOnlyArray::FastPass プロパティ
内部の FastPass 最適化を実行できるかどうかを示します。 ユーザー コードでの使用を目的としたものではありません。
構文
property bool FastPass{
bool get() const;
}
戻り値
配列が FastPass かどうかを示すブール値。
WriteOnlyArray::get メソッド
指定したインデックス位置にある要素を返します。
構文
T& get(unsigned int indexArg) const;
パラメーター
indexArg
使用するインデックス。
戻り値
WriteOnlyArray::Length プロパティ
呼び出し元が割り当てた配列内の要素の数を返します。
構文
property unsigned int Length{
unsigned int get() const;
}
戻り値
配列内の 要素の数。
WriteOnlyArray::set 関数
配列内の指定されたインデックス位置に指定された値を設定します。
構文
T& set(
unsigned int indexArg,
T valueArg);
パラメーター
indexArg
設定する要素のインデックス。
valueArg
indexArg
に設定する値。
戻り値
設定された要素への参照。
解説
HRESULT 値を解釈する方法の詳細については、「COM エラー コードの構造」を参照してください。