CToolBarCtrl オブジェクトの作成

CToolBarCtrl オブジェクトは、ボタンの位置やスタイル、状態、コマンド ID に画像と文字列を関連付けるいくつかの内部データ構造を保持します。そのようなデータ構造の例としては、ボタン画像ビットマップのリスト、ボタン ラベル文字列のリスト、TBBUTTON 構造体のリストがあります。 これらのデータ構造の各要素は、0 から始まるインデックスで参照されます。 CToolBarCtrl オブジェクトを使用するには、あらかじめこれらのデータ構造を設定しておく必要があります。 データ構造のリストについては、Windows SDK のツール バー コントロールに関するページを参照してください。 文字列のリストは、ボタンのラベルにのみ使用できます。ツール バーから文字列を取得することはできません。

通常、CToolBarCtrl オブジェクトを使用するには、次の手順に従います。

CToolBarCtrl オブジェクトを使用するには

  1. CToolBarCtrl オブジェクトを作成します。

  2. Create を呼び出して、Windows ツール バー コモン コントロールを作成し、CToolBarCtrl オブジェクトにアタッチします。 ボタンにビットマップ画像を使用する場合は、AddBitmap を呼び出して、ボタンのビットマップをツール バーに追加します。 ボタンに文字列ラベルを使用する場合は、AddString または AddStrings を呼び出してツール バーに文字列を追加します。 AddString または AddStrings を呼び出した後、文字列を表示するには AutoSize を呼び出す必要があります。

  3. AddButtons を呼び出してボタンの構造体をツール バーに追加します。

  4. ヒントが必要な場合は、「ツール ヒントの通知の処理」の説明に従って、ツール バーのオーナー ウィンドウで TTN_NEEDTEXT メッセージを処理します。

  5. ツール バーをユーザーがカスタマイズできるようにしたい場合は、「カスタマイズ通知の処理」の説明に従って、オーナー ウィンドウでカスタマイズ通知メッセージを処理します。

関連項目

CToolBarCtrl の使い方
コントロール