フレーム ウィンドウ
Windows 下でアプリケーションが実行されているとき、ユーザーが対話的に操作するのは、フレーム ウィンドウに表示されるドキュメントです。 ドキュメント フレーム ウィンドウには、大きく 2 つのコンポーネントがあります。フレームとその枠内にあるコンテンツです。 ドキュメント フレーム ウィンドウには、シングル ドキュメント インターフェイス (SDI) フレーム ウィンドウとマルチ ドキュメント インターフェイス (MDI) 子ウィンドウがあります。 フレーム ウィンドウに対してユーザーが対話的に行う操作の多く、たとえばウィンドウの移動とサイズ変更、終了、最小化、最大化は、Windows によって管理されます。 フレーム内のコンテンツは、開発者が管理します。
フレーム ウィンドウとビュー
MFC フレームワークは、フレーム ウィンドウを使用してビューを収容します。 MFC では、フレームとコンテンツという 2 つのコンポーネントが、2 つの異なるクラスによって表現、管理されます。 フレームは、フレームウィンドウ クラスによって、また、コンテンツは、ビュー クラスによって管理されます。 ビュー ウィンドウは、フレーム ウィンドウの子です。 描画など、ドキュメントに対するユーザーの対話式操作は、フレーム ウィンドウのクライアント領域ではなく、ビューのクライアント領域で実行されます。 フレーム ウィンドウは、ビューの周囲に表示される枠となるもので、キャプション バーを備えるほか、コントロール メニュー、ウィンドウの最小化と最大化のためのボタン、ウィンドウのサイズ変更のためのコントロールなど、標準的なウィンドウ コントロールを備えます。 "コンテンツ" は、基本的にウィンドウのクライアント領域です。その領域全体が、子ウィンドウ、つまりビューによって占有されます。 次の図は、フレーム ウィンドウとビューの関係を示したものです。
フレーム ウィンドウとビュー
フレーム ウィンドウとスプリッター ウィンドウ
一般的な配置方法はもう 1 つあります。フレーム ウィンドウ内に複数のビューを構成することです。これには通常、スプリッター ウィンドウが使用されます。 スプリッター ウィンドウでは、フレーム ウィンドウのクライアント領域がスプリッター ウィンドウによって占有されます。そして、そのスプリッター ウィンドウに、ビューとなる複数の子ウィンドウ (ペインと呼ばれます) が配置されます。
さらに詳しい情報
フレーム ウィンドウ全般に関するトピック
フレーム ウィンドウの使用に関するトピック
現在のビューの管理 (複数のビューを含んだフレーム ウィンドウにおける現在のビューの管理)
特殊なフレーム ウィンドウ機能に関するトピック
ファイルのドラッグ アンド ドロップ (エクスプローラーまたはファイル マネージャーからフレーム ウィンドウへのファイルのドラッグ アンド ドロップ)
その他の種類のウィンドウに関するトピック