MFC の一般的なトピック

[アーティクル]
06/16/2023

ここでは、MFC (Microsoft Foundation Class) ライブラリについて説明します。また、MFC フレームワークとその主要なコンポーネント、およびサブシステムの概要を示します。

Microsoft Foundation Class ライブラリは、Microsoft Windows プログラミングのためのアプリケーションフレームワークです。 C++ 言語で書かれた MFC では、ウィンドウ、メニュー、ダイアログボックスの管理、基本的な入出力の実行、データオブジェクトのコレクションの保存といった機能に必要なコードの多くが提供されます。このフレームワークに独自のコードを追加するだけで、アプリケーションのコードとして利用できます。 C++ クラスプログラミングの特性により、簡単に MFC フレームワークが提供する基本的な機能を拡張し、オーバーライドできます。

MFC フレームワークは、Windows の熟練プログラマの成果を基にしたプログラミングを可能にする強力なアプローチです。 MFC は、開発時間を短縮し、コードの移植性を高め、プログラミングの自由度や柔軟性を損なうことなく、さまざまなサポートを提供します。また MFC は、ユーザーインターフェイスの要素や通常はプログラミングが難しいと考えられている技術への簡便なアクセスを実現し、Active テクノロジ、OLE、インターネットなどのプログラミングを大幅に簡略化します。さらに MFC は、データアクセスオブジェクト (DAO: Data Access Objects) (現在は非推奨) とオープンデータベースコネクティビティ (ODBC: Open Database Connectivity) を通じてデータベースのプログラミング、さらに Windows Sockets を通じてネットワークのプログラミングを簡略化します。 MFC は、フローティングツールバー、カスタマイズ可能なツールバー、プロパティシート ("タブダイアログボックス")、印刷プレビューのプログラミングなどを簡単にします。