Visual C++ ActiveX コントロールの再頒布
Visual C++ 6.0 には、アプリケーションで使用できてその後再配布する ActiveX コントロールが用意されています。 このようなコントロールは Visual C++ には含まれなくなりました。 Visual C++ 6.0 のライセンス契約に基づき、Visual C++ で開発されたアプリケーションでこれらのコントロールを再配布できます。
Note
Microsoft では、Visual C++ 6.0 のサポートを終了しています。
再配布可能な Visual C++ 6.0 ActiveX コントロールの一覧については、Visual C++ 6.0 プロダクト CD のディスク 1 に含まれる Common\Redist\Redist.txt を参照してください。
アプリケーションを配布するとき、ActiveX コントロールの .ocx
をインストールし、登録する必要があります (Regsvr32.exe を使用)。 また、ターゲット コンピューターに次のシステム ファイルの最新版が含まれている必要があります (アスタリスクはファイルを登録する必要があることを示します)。
Asycfilt.dll
Comcat.dll *
Oleaut32.dll *
Olepro32.dll *
Stdole2.tlb
対象のシステムでこれらの DLL が利用できない場合、該当オペレーティング システムを更新するための所定のメカニズムを利用して更新する必要があります。
データベースに接続する ActiveX コントロールを使用するとき、ターゲット コンピューターでデータ ソース名を複製する必要もあります。 複製は、ConfigDSN
などの関数を使用してプログラムで行うことができます。
一部の再配布可能 ActiveX コントロールでは、依存関係がさらに増えます。 Visual C++ 6.0 プロダクト CD の OS\システム フォルダーにある .ocx
ファイルごとに .dep
ファイルもあります。 再配布する .ocx
ファイルごとに、それに対応する .dep
ファイルで 1 つまたは複数の USES エントリを探してください。 ファイルが一覧表示されている場合、ファイルがターゲット コンピューターにあることを確認する必要があります。 .ocx
ファイルを直接サポートする DLL はすべて登録する必要があります。 (Regsvr32.exe を正常に実行するには、コントロールによって静的に読み込まれるすべての DLL がターゲット コンピューターに含まれている必要があります。)さらに、依存関係として一覧表示されている DLL に Visual C++ 6.0 CD の OS/システム フォルダーの .dep
ファイルも含まれている場合、その .dep
ファイルでも USES エントリを探す必要があります。