CHISQ.DIST
カイ 2 乗分布を返します。
通常、カイ 2 乗分布は複数の標本を対象として割合の変化を分析する場合などに使用します。たとえば、複数の人が 1 日のうちにテレビを見ている時間の割合を算出するときなどに使用します。
構文
CHISQ.DIST(<x>, <deg_freedom>, <cumulative>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
x | 分布の評価に使用する値です。 |
Deg_freedom | 自由度を表す数値です。 |
cumulative | 関数の形式を決定する論理値。 cumulative が TRUE の場合、CHISQ.DIST では累積分布関数が返され、FALSE の場合は確率密度関数が返されます。 |
戻り値
カイ 2 乗分布。
解説
x または deg_freedom が数値以外の場合、エラーが返されます。
deg_freedom が整数でない場合は、丸められます。
x < 0 の場合は、エラーが返されます。
deg_freedom < 1 または deg_freedom > 10^10 の場合は、エラーが返されます。
この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。
例
次の DAX クエリを実行します。
EVALUATE { CHISQ.DIST(2, 2, TRUE) }
戻り値
[Value] |
---|
0.632120558828558 |