EDATE
開始日付から起算して、指定された月数だけ前または後の日付を返します。 EDATE を使用して、対象の月で発効日と同じ日付に当たる満期日や期日を計算します。
構文
EDATE(<start_date>, <months>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
start_date | 開始日を表す datetime または text 形式の日付。 |
months | start_date から起算した月数を表す整数。 |
戻り値
日付 (datetime)。
解説
日付を連続したシリアル値として保存する Microsoft Excel とは異なり、DAX では datetime 形式の日付を処理します。 他の形式で格納されている日付は、暗黙的に変換されます。
start_date が有効な日付でない場合、EDATE はエラーを返します。 第 1 引数として指定する列参照または日付が日付であることを確認します。
months が整数でない場合は、小数部が切り捨てられます。
日付引数が日付のテキスト表現である場合、EDATE 関数は変換の実行にクライアント コンピューターのロケールと日付時刻設定を使用してテキスト値を解釈します。 現在の日付時刻設定で日付が月/日/年の形式で表されている場合、文字列 "1/8/2009" は、2009 年 1 月 8 日に相当する日付/時刻値として解釈されます。 ところが、現在の日付時刻設定で日付が日/月/年の形式で表されている場合は、同じ文字列が 2009 年 8 月 1 日に相当する日付/時刻値として解釈されます。
要求された日付が該当する月の最終日より後の場合は、その月の最終日が返されます。 たとえば、次の関数: EDATE("2009-01-29", 1)、EDATE("2009-01-30", 1)、EDATE("2009-01-31", 1) は、開始日の 1 か月後に対応する 2009 年 2 月 28 日を返します。
この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。
例
次の例では、[TransactionDate] 列に格納されている注文日から 3 か月後の日付が返されます。
= EDATE([TransactionDate],3)