LEFT
テキスト文字列の先頭から指定された数の文字を返します。
構文
LEFT(<text>, <num_chars>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
テキスト | 抽出する文字を含む文字列、またはテキストを含む列への参照。 |
num_chars | (省略可能) LEFT を使用して取り出す文字数。省略すると、1 を指定したと見なされます。 |
戻り値
テキスト文字列。
解説
Microsoft Excel には、1 バイトの文字言語と 2 バイトの文字言語のテキストの操作用に別の関数が含まれています。一方、DAX では Unicode が使用され、すべての文字が同じ長さとして格納されるため、単一の関数で十分です。
この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。
例
次の例では、[ResellerName] 列の会社名の最初の 5 文字と、[GeographyKey] 列の地理的コードの最初の 5 文字を返し、それらを連結して、識別子を作成します。
= CONCATENATE(LEFT('Reseller'[ResellerName],LEFT(GeographyKey,3))
num_chars 引数が使用可能な文字数よりも大きい数値の場合、関数では使用可能な最大文字数が返されますが、エラーは発生しません。 たとえば、[GeographyKey] 列には、1、12、311 などの数値が含まれています。したがって、結果の長さも可変になります。